ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

頭がいい人ほど先送りしてしまう問題

お店の中では馬鹿になれー!

昔テレビで、キャバクラに行ったという設定のコントで、キャバクラ感を出すために「ソレ!ソレ!お店の中では馬鹿になれー!」という掛け声をしていました。

 

ある意味「馬鹿になる」のは良いことだと思います。中途半端に利口だったり賢かったりすると「小利口な」とか「小賢しい」というマイナスなイメージがつきます。

 

頭がいい人ほど先送りする

想像力があり頭がいい人ほど思考を現実と同レベルに反応してしまう、という考えには違和感が無いと思います。それに関して、タスク管理メソッド"GTD"の開祖デビッド・アレンはこのように言っています。

 

そして実際、頭がいい人ほど、会社や家や頭の中に、手をつけていないことが山積みになっている傾向があることに気づいた。私が指導した企業幹部の大半は、サイドキャビネットや頭の中に、重要なのに手つかずのままのやっかいなプロジェクトが少なくとも数件は放置されていた。彼らは、触らぬ神に祟りなしというように、それらのプロジェクトについて考えることを避けてきたのだ。

(デビッド・アレン「ストレスフリーの整理術」より)

 

その後に「酒ではこの問題を根本的に解決することはできない」と続きます。デビッド・アレン、相当苦労していますね。

 

先送りに悩んでいる方へ

先送りしてしまう自分を責めることはやめた方がいいと思っています。そんな自分は頭がいいと__無理に思い込もうとする必要はありませんが__思えば、ちょっとは気が楽になるのではないかと思います。

 

そして、その「頭のいい」自分は生かしつつ、「やり方」で先送りという現象を抑制するのが最適解だと思います。そのやり方というのがタスク管理による「タスクの分解」です。目の前のタスクに手を付けやすくする技術です。手を付けたら進みます。先送りしないで済みます。

 

そのためには、あれこれ考えを巡らすよりも、機械的にタスクをツールに入力し、分解し、実行するという一連の流れを馬鹿の一つ覚えのようにやれるのが必要かと思います。つまり、会社の中では馬鹿になれー!になるのが良いと考えます。

 

馬鹿になると色々楽になります。よろしければ是非ご一緒に。