ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

恐怖の「予想外」

障害者雇用での配慮希望
自分の発達障害特性に気が付き、障害者手帳を交付してもらって就職した障害者雇用の会社でのこと。手帳を交付してもらっても会社や周囲から配慮して欲しいことが明確にできない中で、「当分の間代表電話は取らないで済むようにしたい」ということは言えました。

 

予想外への対応力の無さ
とにかく自分の予想外のことが起こると、それだけで慌ててしまい、頭が真っ白になるんですね。この傾向はいまもあります。対応できるだけの「頭の中の余白」が無いとすぐに私はフリーズしてしまいます。

 

会社にかかってくる電話の中で、部署宛の直通電話ならある程度振り先は決まっている、あるいはそもそも誰々宛とかかってきます。しかし、代表電話は、どんな電話がかかってくるか分かりません。誰に振れば良いのか分からないのもジャンジャンかかってきます。それに対して「こういった話はこの部署に」「この案件は誰々さんに」とすぐに判断できなければいけません。

 

どこの誰からかメモが取れない
また、どんな会社のどんな人からかかってきたのかを聞きながらメモを取るということもできませんでした。

 

それがやっとできるようになっても、「電話があったことだけ伝えれば良い」のか「折り返し欲しい」のか「伝言を支えて欲しい」のかまでメモしておかねばなりません。

 

これ、今でも苦手です。対抗策は「恐れ入ります。もう一度御社名とお名前をお教えいただけますでしょうか?」と聞き返すのみ。電話を聞きながらメモを取るなんて無理なんですね。

 

電話中に話しかけられるのも苦手
さらに、電話している最中に話しかけられても私はフリーズします。そばで大きい声で話されても同じです。対抗策は「指で耳をふさぐ」。これは電話口からの声以外を遮断する効果もありますが、周囲に対して「今話しかけても対応できません」「そばで大きい声で話されたら電話が続けられなくなってしまいます」
というメッセージにもなります。

 

ちょっと反省
今のところ私はこうするしかないのですが、「なんで一回で電話をかけてきた相手の名前を聞き取れないのか」「指で耳をふさぐのはあまり良い印象は与えないのではないか」と少し反省もしています。隣近所の席には、自分にはこういう特性があって、と説明はしています。ただ、少し離れた場所から見たら、あまりよろしくないと思うでしょう。

 

タスク管理で効率的に仕事を片付け、毎日定時帰りをしている私ですが、「予想外への対応」をはじめとする苦手なシチュエーションに対し、このようなライフハックと周囲の理解に頼りながら仕事をさせてもらっています。