ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「土曜theNIGHT『生きる』を考える」で出てきた「先送り」回避術

観てます「土曜theNIGHT」
最近よく観ているテレビ番組、AbemaTV「村本大輔の土曜the NIGHT」で、特に印象的な回がありました。

たくさんの方がご覧になっていたそうですが、それだけの力を持った内容だったと思います。ゲストの広林さん、三輪さん、平松さん、皆さんステージ4、つまり末期のガン宣告を受けています。

 

ガンで先送りしない自分に
タスク管理のメリットの1つ「先送りを回避できる」と同じことを広林さんと平松さんがおっしゃっていました。ガンになって自分に残された時間が有限で、しかも短期であることが、とにかく今やらないと!と思うようになったのだそうです。その結果、先送りせずどんどん手をつけていくようになった。

 

広林さんは、人生の長さではなく濃さを重要視しているとのこと。やろうやろうと思いつつ手がつけられないまま100年生きるのと、やり切ったと思ってそれより短い生涯を終えるのとではどちらが良いか。100年生きる方が絶対にいいとは言い切れないなと私は思います。

 

人生の「締め切り効果」
締め切り効果という言葉があります。期限を切られると、それまでにやるべきことを強く意識するようになり、結果的に物事を次々と完了させていけるというものです。

 

考えてみれば、永遠に生きる人というのはいないわけで、誰でも人生の締め切りは切られているわけですね。ただ、それを意識せずにいると漫然と過ごすことになり、意識すると活動力がアップする。その例が上に挙げたお三方ですね。

 

私も、昨年くらいから特に寿命とか人生の有限性とか考えるようになりました。40歳という折り返し地点に立ったからかもしれません。そう考えると、自分がやるべきことの優先順位を強く意識するようになりました。優先したいことは、ここのブログも含む発達障害特性で仕事に苦労していた自分が、タスク管理で仕事をこなせるようになったこと」です。これを目的とする活動に対する積極性は自分の中でも特に強くなりました。

 

目的を持つと強い
村本さんは、アメリカでスタンダップコメディをしたいから、中学生の英語の教科書から勉強をしているそうです。忙しい仕事の合間を縫って勉強し、教科書がしわくちゃになり、おびただしい書き込みや付箋があったとのこと。凄まじい努力ですが、きっとご本人は努力と思っていないでしょう。

 

広林さんは、自分がいたという存在を残したいとイラスト作品を精力的に描いてらっしゃいます。これも、ガンになり余命宣告を受けたことが創作活動を後押ししているのだといいます。

 

「自分はこれがやりたい」という目的が見つかった人は、それに向けてまっしぐらに進んでいきますね。自分もそんな感じがします。自分が主催するイベントを年12回もするような活動力は、少なくとも自分は自覚していませんでした。

 

ゆるやかな進行の優しさ
ステージ4のガン宣告を受けた方々をゲストに迎えて番組を進行するのは、非常に気を遣う難しい仕事だと思います。それを感じさせずに、それでいて優しく進行しおおせた村本さん、堀さんの傾聴力にも圧倒されました。あの空間の中にいて、お二人に話を聴いてもらっているのが、正直羨ましかったです(笑)

 

是非発達障害をテーマに番組を!
届くかどうか分かりませんが、是非「土曜theNIGHT」で発達障害を取り上げて、当事者の声を届ける企画をして欲しいと思います。しかも、明らかに発達障害特性を持っているような人ではなく、一見普通でも実は発達障害であるという人の声を聴くというもの。このような人は、周囲にその特性が分かり辛く、でも確実に悩んでいます。そんな人の声は発信されづらいので、普通に見える発達障害者の声を聴く、みたいなものがあれば聴きたい人は多いのではないでしょうか。

 

いわゆる軽度でも仕事などに支障を来してしまう発達障害特性を持っている方は相当いると思います。ただ、そのような人は、職場ではクローズド、つまり自分が発達障害者であることを公にせずに働いている方は大勢いらっしゃるので、出演して生の声を発信してくれる人は限られるかもしれません。

 

その時にでも、またそれとは別にでも、村本さんや堀さんと純粋に話したい、話を聴いて欲しいと、この番組は思わせてくれました。

 

私はブログでも自分の発達障害特性は公開していますので、かなりぶっちゃけた生の話ができるかと思います。ということで、出演依頼お待ちしております(笑)