ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

割り込みタスクが煽る不安に対抗する

割り込みタスクが入ってきて1日潰れました、というのはあながち嘘ではありません。

 

本当に一日かかるタスクが発生するときもあるでしょう。当初そんなにかかるはずだとは思えなかったタスクが、なんだかんだで随所で発生して1日のほとんどを使ってしまったというときも、もしかしたらあるかもしれません。

 

その割り込みタスクの所要時間が膨大だったり、数が多かったりしたら、それはもうお手上げ。タスク管理でやれることにも限界はあります。

 

ただ、割り込みタスクがあることで精神的なダメージがあってそのせいで1日をふいにしてしまっていたら、改善の余地があるかもしれません。

 

もしかしたら、割り込みがあったら途端に自分が今何をするべきか、どんな仕事がまだ残っているのか、把握しきれずに漏れてしまう仕事があるんじゃないかと不安でいっぱいになっていやしないか、いったん手を休めて確認すべきてす。

 

その不安は、大いにパフォーマンスを下げます。割り込みタスクの所要時間以上の時間的精神的リソースを消費します。つまり、不安になって何も手付かずの状態で無為に時間を過ごしてしまうことがあるのです。

 

私たちが予想外の自体や機会に直面するケースは、どんどん増えている。私が整理システムを使う理由の9割は、予想外のことが飛び込んできたときに他のことを中断してやるべきかどうかを素早く判断するためだと言っても過言ではない。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 実践編」より)

 

「他のことを中断してやるべきかどうか」の判断に時間がかかり、それによってパフォーマンスが下がってしまうのは避けたいものです。

 

デビッド・アレンは、そのためにGTDによるタスク管理システム(上記の「整理システム」)を使うと言っています。優秀な秘書を雇うようなもの、とでもいうべきでしょうか。

 

割り込みタスクは、「今やってるタスク、本当に今やっていていいの?」と常に揺さぶりをかけて、不安に陥れます。それに対して、自信を持って「いいんだ」と答えられる状態に、タスク管理ツールをしてくれます。

 

今では当たり前過ぎて何も感じませんが、影の黒子タスク管理ツールの大事なメリットの1つです。