クラウド版タスク管理ツールをどのように拡散したいか
どうやって広めようか
ただいまクラウド版タスク管理ツールを絶賛作成中です。それを拡散する方法についてアイディアが出てまいりました。途中段階ですがこちらをお読みの方々に共有します。捕らぬ狸の皮算用の大風呂敷、お読みいただければ。
拡散戦略
ツールが完成して、その先どうするか、です。ツールをユーザーに利用し続けてもらうためにはシステム保守・管理しつつ、「こんなのできましたよ」と自分で情報展開して月額定額で使ってくれるユーザーを募る、というものが一般的でしょう。
私にはもちろんシステムの保守・管理の技術はありませんし、SNSでの情報拡散力も集客に使うには今ひとつ。したがって、保守・管理・集客は知識と経験のあるプロに依頼ということになりましょう。集金についても別途そのサービスをどこかの会社に依頼することになるでしょう。私が普通に売ろうと思ったら面倒臭いのです。
先日、キングコングの西野亮廣さんが書かれた「革命のファンファーレ」という本を読み、コンテンツの売り方、その他現代でのマネタイズ一般について、純粋に面白いと思いました。この本に書いてある公式のようなものをベースに行動してみたいと思わせる、不思議な本です。
そこで私が取り入れたいと思ったのは、以下です。
・ニュースを出すのではなく、ニュースになる。
・「いかに多く買ってもらうか」ではなく「いかに多く知ってもらうか」から始める。
・マネタイズのタイミングを後ろにずらす。
・信用を貯める。
方向性としては、従前のタスク管理ツールの販売戦略とは別の形で拡散を図り、拡散した後に販売されて上がってくる収益は自分の懐に入れないと今のところ考えています。なので「販売戦略」ではなく「拡散戦略」と考えたいのです。
もっと具体的に
もっと具体的に言います。お世話になっている社会福祉法人に、ツールの使用許諾(もしかしたら著作権本体も?)を全部お譲りして、障害者支援ツール兼タスク管理ツールとして、(保守・管理・集金は外部委託するとして)社会福祉法人からユーザーへ提供してもらうという流れです。
ユーザーの月額使用料は、システムの保守・管理費用と使用料集金代行費用を除いて社会福祉法人へ入ります。
ユーザー使用料を安く
この座組でユーザーが支払う使用料__今のところ月額定額制のごく一般的なものを考えています__は、①保守管理会社への報酬、②集金代行会社への報酬、③社会福祉法人への報酬、④私への報酬という4つにより決定されます。でも、できるだけ多くの人に安く使って欲しいのです。したがって、④はなくします。③も、収益mustな民間会社ではないのである程度抑えられるのではないかと考えています。そうして、月額使用料を安くして、より多くのユーザーに使ってもらいたいと考えています。
話題性。ニュースになるために。
そして、より拡散力を高めるため、単に商品を販売するというスキームではなく、「社会福祉法人による」「障害者支援ツールとしても使えるもの」としてタスク管理ツールを販売するというのが面白いのではないかと考えています。「タスク管理」界隈は、特にタスク管理ツールの販売となると「ビジネス向け」寄りなニオイがします。別の領域の特性もさらに付ければ付加価値を高められます。
実際、タスク管理と障害者支援プログラムとの間にはかなり共通する点があると社会福祉法人の方から伺っています。臨床心理士や精神科・心療内科の医師、福祉関係の有資格者の方々により、その解説や推奨コメント等が得られれば、ビジネスにも福祉にも活用できるという、珍しいタスク管理ツールが出現します。対象の裾野が広がることで、より多くの人に知っていただけるのではないかと考えています。
私は聖人君子なのか?
もちろん違います。お金がないと生活していけません。使用料からの分け前をもらわないだけで、私自身のマネタイズは後ろへずらします。うまく拡散して使っていただけるようになったら、そのツールを使ってどのように日常業務に活用していくかだとか、そもそもどういう意図をもって作成したのか、といったことにユーザーやその周辺の方々は興味が湧くのではないかと想定しています。「このツールの原作者だ」という信用ができれば、そこに、私が自分の考えやそれを生んだ経験談などを話しに行くニーズが生まれると踏んでいます。
タスク管理ツールを使いやすく提供するので使ってね!というのは、私の本心です。これが「信用を貯める」ということにもなるかと思います。
私は物を作って売って儲けることにあまり重きを置いておらず、それよりも、人前で何かを伝えてお役に立てる、立てたと実感できることで生活していくことが最高だと考えています。それに合わせるのであれば、月額使用料の分け前で一喜一憂するよりは、どのようにユーザーへ自分の考えや経験を伝えるか考えをめぐらしたいのです。
そもそも、私のタスク管理に関する活動の目的は「私のように要領が良くなくて生き辛さを感じている人へタスク管理"GTD"を紹介することで生きやすくなる手伝いをする」ということでした。より多くの人に、できるだけ障壁を低くしてツールを拡散することで、この目的を達成できると考えています。この目的を効率的かつ効果的に実現するには、ちょっと珍しいですが、こんなやり方が良いのではないかと考えております。マーケティングの専門知識もない、ただの一サラリーマンの考えですので、何かアドバイスいただければ幸いです。あ、批判はご遠慮下さいませ。私のメンタルは豆腐並みにヤワいので。
一昨日、こんなツイートをしております。
本日は、今月まで有休とって月一の、来月からは業務として週一の、障害者就労移行支援事業所での講座の日。
— 小鳥遊@11/4名古屋、11/5京都 (@nasiken) 2017年10月19日
自信を持って「自分は社会で仕事をしていける!」と思っていただけるような情報発信をしていきたいと思います。
とても身が引き締まる思いです!(わがままボディをさらしながら)
この障害者就労移行支援事業所には、かなりコミットしてこれからもやらせていただくことになります。講座が終わった後の飲み会で、ツールの拡散について話が及び、上記のようなアイディアが出てきました。利用者さん向けのプログラム内容もワクワクするものばかりな上に、ツールについても楽しいことができそうです。