ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

タスク管理によって勝手に増殖する「自信」

勝手に増えていく自信
タスク管理が板についてくると、勝手に自己肯定感が上がっていきます。未知のことに取り組むのも、タスク管理ツールに落とし込めば心配いらないと思うようになります。

これは私が何度も目の当たりにしてきたことだが、「収集」「処理」「整理」をやってGTDのシステムに取り込む作業に自信を持っている人は、新たな目標や課題にも挑戦しやすくなるようである。書類受けに放り込んだものがすべて、いつかは実行可能な物理的な行動に変わることがわかっていると、より大きなことや素晴らしいことに取り組む余裕が出てくる。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 実践編」より)

 

継続すれば身に付くもの

この自信は、未開拓の事業分野に討って出るような進取の気性に富んだスーパー経営者が独占するものではありません。仕事場で、「そんなに大層なことではない」仕事を毎日のように続けている人も、身に付けることができるものです。

 

私とて、毎日を事務仕事に追われる一サラリーマンです。しかし、それなりに、いや、予想外にエキサイティングな経験をすることができています。それも、毎日のルーチンワークをタスク管理し、その上で、何か違うことをやるチャンスがきて、それをきちっとやりおおせる。自分の能力の有無や高低ではなく、まずはその「何か違うこと」をやる余裕があらかじめあるかどうかが分かれ目だと思います。

 

その余裕の源泉が、タスク管理を続けていることで勝手に増えていく「自信」であると考えています。

 

「余裕」は必要か?

わざわざ余裕なるものを作り出してまで面倒臭いことに手を出したくなんかない、という人もいると思います。確かに、毎日のルーチンワークだけやっていれば会社員は毎月一定の給料がもらえますね。それは否定しません。むしろ大いに肯定します。

 

ただ、ルーチンワークをするにも、自信や余裕があって毎日こなすのと、毎日いっぱいいっぱいでようやく終わらせているのとでは、やはり生活の充実感のようなものが違うのではないかと思います。

 

その意味で、タスク管理で勝手に増えていく自信は、誰にでも有益なものだと思います。