ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

リマインダーは怖くない

「やるべきことを全部紙に書き出して、それをリマインダーとして定期的に見返せ、だと!?」

 

「自分がリマインダーに見張られているようで嫌だ!」

 

「自分がリマインダーに縛られているような気がする。もっと自由に動きたいんだ!」

 

こんな感想を持ったことはないでしょうか。タスク管理手法"GTD"を始める前は、きっと私はこんな風に思っていたと思います。

次に取るべき物理的な行動が明らかになったら、その場で行動するか、他の人に任せるか、適宜思い出せるようにリマインダーをシステムに入れておこう。
(中略)
「次に取るべき行動」リストについても時間があるときに適切な頻度で見直そう。そうすれば自分が今どのような選択肢を持っているかを明らかにすることができるようになる。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 実践編」より)

 

やるべきことを書き出してリスト化したものとは「リマインダー」であり、私がこのブログで書くところの「タスク管理ツール」です。

 

今、タスク管理ツールによって見張られている感があるかというと、全くありません。だからと言って無視されているということでもありません。見守られているという感覚です。

 

親が子供をみるのは、監視であると同時に見守りでもありますね。タスク管理ツールと使用者との関係はそれに似ていると思います。関係が良好だと見守ってくれているという安心感が生まれます。

 

逆に、後ろめたいことをしていると、自分の中で勝手に「見張られているッ!」と思い込んでしまいます。さすがにタスク管理ツールが怖い顔して「コラッ!」と言ってくることはありませんが、意味無く先送りしているタスクが目に入るたびに「ああ、すいません…」と思います。

 

この「ああ、すいません…」に耐えきれず、タスク管理が破綻する人は結構いるんじゃないかと思います。私がそうでした。その原因は、自分がタスクに着手できるような工夫__タスクの分解をして「次に取るべき具体的な行動」を明確にすること__をしていないことなのですが、進められていない自分が悪いものだと思って、その感情に耐え切れずにタスク管理をやめてしまうのです。

 

あえて自責の念は捨て、「うまくいかないなら、タスク管理のシステムを見直そう」と、タスク管理ツールへ他責してみるのも良いと思います。

 

そんな風にしてタスク管理ツールと仲良くしていくと、タスク管理をすること自体が快感に変わっていきます。