ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

作戦を立てずにアメフトの試合に出場したいですか?

GTDの開祖デビッド・アレンは、著作でこんなことを書いています。

元々スーパーボウルのチームに在籍していた彼は、GTDがアメフトに似ていると言っていた。アメフトでは、フィールドに出てホイッスルが鳴ると、もう考えているヒマはない。試合までの6日間で、しっかり考え、戦略を練り、プランを立てて、準備を整えて、あとは試合で直感的に正しい動きができることを祈るだけだ。そう言われると、確かにプロスポーツでは、選手がほとんどの時間を準備に費やしている。一方、会社や家庭で、1週間のうち1時間でも2時間でもそのように行動を作戦レベルで見直したり考えたりしている人は、ほとんどいない。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 実践編」より)

 

準備をおろそかにしていないか。

 

戦略も立てずにグラウンドに出るようなことをしていないか。

 

そして、戦況によって自分はどう動くべきか把握して動いているか。

 

昔から臨機応変という言葉は軽く使われ過ぎだと思っています。きちんとした目的も戦略も立てられてない言い訳として使われていることが多いように感じます。

 

特に、「察する」とか「空気を読む」とか、確実性や具体性に欠ける情報の中で動かなければいけない状況があまり得意ではない自分にとっては、この「臨機応変」という言葉は、あまり印象のいいものではありません。

 

「準備」はタスク管理でいうと、ツールの更新です。仕事が忙しくてタスク管理ツールの更新なんかに手が回らないというのにはあまり危機感を持つことはないと思いますが、実は「作戦も立てずにアメフトの試合に出る」レベルだと考えると良いのではないかと思います。

 

せっかくなので、試合に出るからには勝ちにいきたいものです。準備しないと勝てないので、タスク管理ツールに書き出したり更新したりしてから、タスクに手をつけると良いと思います。

 

いや、私の感覚で言うと、準備しないと「勝てない」ではなく「負ける」ですね。大負けすると大変です。その危機感から、私はタスク管理ツールを更新し続けられているのかもしれません。