ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

スルースキルが欲しい

同僚の華麗なるスルースキル

私のメンタルが豆腐過ぎるからかもしれないのですが、同僚のおおらかなスルースキルを羨望の眼差しで見ております。毎週行われる部のミーテイングで、「●●さん、これできた?」と部長から言われて「あ、、ほんっとすいません、できてないッス」「先週も同じこと言っていなかったっけ?」「え、、、あ、、はい、あの、やろうとしたんですけど、ちょっと時間が、、、あ、はい、ほんっとすいません」というやり取りが割と頻繁に見られます。ちなみに、「ッス」と言っていますがこの私の同僚というのは女性です。

 

大事なのはこの後です。この部長からの進捗確認ゾーンを過ぎると、私の同僚はすぐに気持ちを切り替えることができるのか、すぐに談笑できるのです。信じられません。傷ついているのを隠して、心で泣いて顔で笑ってというものかもしれません。しかし、あまりにも気持ちの切り替えっぷりが自然過ぎるのです。本当に羨ましい。

 

スルースキル不足の私

対して私は、ちょっとしたことで「しまった!」と思い、ひどいときにはその日一日中虚ろな目をして過ごします。私の心中は、「なぜこんな失敗をしてしまったんだ。そんな自分は存在価値が無いんじゃないか」というような考えが頭の中をぐるぐると回ります。失敗やミスからのリカバリーが超ド下手なんです。

 

リカバリー下手対策

それでも私なりに対策をしています。タスク管理がとても奏功しています。まずは「失敗やミスの可能性を徹底的に排除する」です。抜け漏れ忘れを回避するため、タスク管理ツールに仕事についての全部の情報を記録して「覚えるという義務をなくすことで『忘れる』というリスクをなくす」という対策をとっています。これはとても有効です。私にとってクリティカルであった「短期記憶の弱さ」をカバーできています。

 

さらに、「その仕事は現在誰がボールを持っているか」をタスク管理ツール上で明確にすることで、良い意味での責任転嫁をするという対策もとっています。責任転嫁というと悪いことのように思えますが、「責任の所在を明らかにする」と言い換えることができます。これは良いことですね。私の傾向としては、自分以外の人や物が原因で、自分が関わっている仕事でトラブルが発生すると、必要以上に自分のせいだと思い込んでしまうというものがあります。そうでないですよ、と自分に思い込ませるために、「自分はボールを持っていない」ということをタスク管理ツールで可視化しています。これまた大変重宝しています。

 

そこまでしてやっと人並みのスルースキル

こういった工夫を経てやっと通常程度のスルースキル、言い換えると開き直れるようになりました。ある意味での自分の不器用さ、要領の悪さに苦笑するばかりです。そんな私に比べて、上司や他部署からミスの指摘を受けても「へっへっへ」と笑ってごまかせるその力を持っているのが私の同僚です。あまり言うと嫌味に聞こえてしまうので言えませんが、心底その境涯に至りたいと思う今日この頃です。