引き続きクラウドアプリ拡散戦略を考える
拡散戦略が頭から離れない
プログラマーとして働いているさがっとさん(@sagattosaga )に、タスク管理ツールのwebアプリを作ってもらってからというもの、これをどのように拡散したら良いかという考えがずっと頭の中を回っています。
なぜかと言うと、実際に使ってその効果を大いに実感しているからです。スマホでも使えるようになり、日常生活のタスクをここに入れるようにしました。効果抜群でした。買い物するのを忘れない、振込を忘れない、面倒臭いことに手がつけられるようになった、そしてそのことにより精神的な負担がより軽くなったという効果が感じられました。
だから「これは広めなければ!」となおさら思うようになり、拡散戦略が頭から離れないのです。
ちなみに、私がその効果を日々実感しているwebアプリの操作動画がのっている、開発者さがっとさんのブログ記事はこちら。
「使用の対価」≠「使用料」
拡散戦略として1つアイディアがあります。このwebアプリを使うのにユーザーの方々に出していただくのは、
使用料ではなく寄付
だということです。このwebアプリの拡散元として考えているのはSHIPという社会福祉法人です。ユーザーの方々にはSHIPへ寄付をしてもらい、そのリターンとしてwebアプリが使用できるアカウントを発行するという形を考えています。
SHIPの理事の方々には、私の発達障害特性をタスク管理でサポートし社会生活を不自由なく送ることができるようになったという経験から、発達障害特性を持っている人やその疑いのある人にタスク管理を習得してもらうことが社会貢献につながるということをご理解していただいています。
そして、今回、SHIPさんからこのwebアプリを広めるのも、社会福祉法人としてのSHIPの活動の本旨に沿っているものだと考えていただいています。別に、SHIPさんが以前同様のサービスを提供してノウハウがあるとか、そういった事情ではありません(むしろSHIPさんと私ともども暗中模索です)。
社会福祉法人への寄付ならではのメリット
ここまで読んで、なんて綺麗事を言っているんだと感想をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。確かに「社会福祉法人の活動の趣旨に賛同してもらって寄付」というと、ふわふわした印象を持つことは否定できません。
しかし、社会福祉法人への寄付は節税になることをご存知でしょうか。例えば個人的に1万2,000円を社会福祉法人に寄付した場合、4,000円分(※)税金を払う必要がなくなります。毎月1,000円ずつ積み立てて寄付をすると最終的には666円ずつ積み立てたのと同じことになります。その差額333円は手元に戻ってきます。
※税額控除が可能な場合の計算です。No.1266 公益社団法人等に寄附をしたとき|所得税|国税庁
このやり方を採ることによる個人ユーザーのメリットとしては、単なる使用料として全額を負担するのではなく社会福祉法人への寄付とすることで、約3割前後を国に援助してもらうということがあります。
法人がSHIPに寄付した場合のメリットは、CSR(企業の社会的責任)を果たせること、節税効果、webアプリの一定数のアカウントの提供というリターンが得られるということがあります。
※法人からの今回のケースのような寄付が可能であるという条件はあります。
寄付で互助の仕組み
さらに、個人ユーザー向けにはより多くの寄付をいただく選択肢や、寄付の余剰を前提としたギリギリ低い金額設定の選択肢も設けて、webアプリをお使いいただくユーザーの中で互助の関係ができるようにするのも検討する価値があるかなと思っています。
また、この活動にご理解いただける法人から、通常の(webアプリ使用のリターンを伴わない)寄付をSHIPにすることもできたらいいなと思っています。その分ユーザーへ還元することもできます。さらに結果的に節税にもなります。
どこまで実現できるか!?
絵に描いた餅だとお思いかもしれません。そう思われること自体はしょうがないとして、私は、関わる方々全員が嬉しいと思えるような形で広めていきたいと考えています。もしかしたら、来月にはまったく違う方法を考えていたりするかもしれません。ただ、あくまでこのwebアプリを広める目的___以前の自分のような悩みを持つ人にタスク管理を知ってもらい「自分でもやっていける」と自信をつけてもらいたいという目的___はブレずにいきたいと考えています。