タスクペディア拡散戦略の元ネタは「革命のファンファーレ」(1/2)
なぜクラウドファンディングでモニター募集をしたのか
一昨日、タスク管理ツール「タスクペディア」のモニター募集を開始しました。完全な思いつきでクラウドファンディング形式でのモニター募集という、ちょっと変わったやり方を採っています。なぜ、単にSNSでモニターを募集、という形を採らなかったのか。それは、クラウドファンディングを資金集めではなく仲間集めの手段として使いたかったからです。
おかげさまで、予想を上回るペースでご応募をいただいております。
【タスク管理ツール「タスクペディア」モニター募集】
— 小鳥遊@2/3イベント (@nasiken) 2018年1月6日
2日と経たずに応募者数が定員の7割を超えました。考えていたより早く枠が埋まりそうです。タスクペディアにご興味ある方は、お早めにご応募下さい。
何かありましたら遠慮なく私までご相談を。 https://t.co/QYsh9mAdel
このブログの募集開始のエントリーに「共犯者を増やしたい」と書きました。分かる人には分かる言い回しでして、これはお笑いコンビのキングコング西野亮廣さんが書いた「革命のファンファーレ」に書いてあった方法なんです。
https://www.amazon.co.jp/革命のファンファーレ-現代のお金と広告-幻冬舎単行本-西野-亮廣-ebook/dp/B075CHHZDY
この本の中では、独りで作り込んで広告を打つよりも、多くの人を最初や途中から巻き込む方法の良さが語られています。
このようなコピーで始まる章では、クラウドファンディングについて以下のように書かれています。
クラウドファンディングは、 資金調達のツールではなく、共犯者作りのツールである。
西野亮廣「革命のファンファーレ」より)
私のブログの募集開始のエントリーで書いた文章がこちら。パクリにパクッております。
サービス立ち上げのモニター募集は、こちらからお願いしてご意見を伺うのが普通かもしれません。ただ、私は公開前の最後の仕上げを、複数の「共犯者」と共にやりたいと考えています。
「仲間」「共犯者」と書きましたが、わざわざクラウドファンディングを通して支援していただける方というのは、遅かれ早かれ「ユーザー」になっていただける可能性があります。であれば、仲間あるいは共犯者として参画し、作成者と共に自分の意見を反映させながら一緒に仕上げれば、ユーザーとしてもメリットがあるわけです。
これまで僕らは「いかにお客さんを増やすか?」の競争をしてきたけれど、そんなことはしなくてよくて、「作り手」を増やしてしまえばいい。作り手は、そのまま消費者になるから。
西野亮廣「革命のファンファーレ」より)
では、クラウドファンディングで集めた支援金はどうするのか。paymoの募集ページでは、プログラミングしてくれた開発者に全額お贈りすると書きました。元々、タスク管理のイベントで、私のExcelのタスク管理ツールをクラウド版にしたいと申し出てくれて作ってくれたことに対する感謝の気持ちを形にしたいと常々思っておりました。ここにもクラウドファンディングを利用する理由があります。
ということで、クラウドファンディング形式でモニター募集をした理由は、
・共犯者をつくりたい
・開発者への感謝を表したい
という2点です。
(次エントリーへ続きます)