ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

オープン、クローズド、コンテキストって何のこと?

頭の上のハテナマーク

先日行った「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術【実践編】」で、参加者の頭の上に「???」が並んだのが「オープンリスト」「クローズドリスト」「コンテキスト」の話をしたときでした。

 

オープンリストとクローズドリスト、そしてコンテキストという概念については、実のところ私も長い間よく分からないでおりました。いや、今もよく分かっていないまま、自分の中だけで納得しているだけかもしれません。

 

なんとなく腑に落ちた

特にコンテキストは難敵でした。しかし、共催者ひばちさんとイベントの準備を進めているうちに、オープンリストとクローズドリストと絡めて考えたところ、なんとなくですが理解ができたように思います。

 

自分が関係するタスク(らしきもの)等を、ゴミとか資料とかすぐに完了できてしまうもの以外の、いわゆる「自分が何かしらやるべきことであってタスク管理ツールに記録しないとわすれてしまうようなこと」を「オープンリスト」へ。

 

そのオープンリストの中から、「コンテキスト」という条件で絞り込んだものが「クローズドリスト」。

 

コンテキストとは、「ある特定の日付で完了すべきもの」「そのタスクが実行されるべき場所」「ボール持ちの種類(自分か相手か等)」「重要/緊急の度合い」等の、いわば絞り込み検索ワード

 

こんな感じで考えたら、なんとなくスッと腑に落ちました。

 

例えば「買い物」

今日、イトーヨーカドーで買い物をするのであれば、あらゆるやるべきことを詰め込んだオープンリストから、「買い物」「今日」「イトーヨーカドー」というコンテキストで絞られた「今日イトーヨーカドーで買う物」というクローズドリストが出来上がるわけです。

 

というところまで書いて、ふとこちらの本の「コンテキスト」の項を再読。

ebook23.honkure.net

たとえば、スーパーで買う物を集めてリストにすれば、「スーパー」「買い物」をコンテキストに持つリストができます。

……すみません、ネタが被ってしまいました。

 

倉下先生からの言及

タスク管理の巨人、倉下忠憲先生から、ご自分のブログで言及をしていただきました。

単に「この方で(俺は)うまくいくんだ」という話では広がりがないわけで、「なぜうまくいくのか」「それをどのように実装すればいいのか」という点まで踏まえてこそ、タスク管理概論は有益なものへと昇華するのではないでしょうか。

「なぜうまくいくのか」「それをどのように実装すればいいのか」、まさにこの2つが伝えられれば万々歳ですね。

 

先日のイベントでの「オープンリスト」「クローズドリスト」「コンテキスト」の話でも、この2つの下支えと共に説明して理解してもらえたなら良いのですが、限られた時間の中、なかなか難しかったと思います。

 

先日のイベントに出られた方への補講といった意味合いでも書かせていただきました。

 

【訂正】

このエントリーの内容に、一部訂正があります。

オープンリストの中から、「コンテキスト」という条件で絞り込んだものが「クローズドリスト」

この部分の私の理解が違っておりました。訂正のためのエントリーを書きましたので、あわせてお読みいただければと思います。

hochebirne.hatenablog.com