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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

「100%健康は幻想」に共感

勝間和代さんの話

先日、勝間和代さんのお話を聞く機会に恵まれました。大変興味深い、そしてかなりエッジの効いた内容に刺激を受けました。

 

「エッジの効いた」と言うと、奇妙奇天烈なイメージがあります。しかし、勝間さんの話は、その論理に不自然さが無いので奇妙といった印象は受けませんでした。

 

健康な人はいない

そこで、100%健康というのは幻想であるという話がありました。確かに、毎日過ごす中で身体がどこもおかしくない、精神状態もすこぶる良い、という人はそう多くないと思います。自分はそうだという人は、自分の身に起こっている不健康要素が気にならないだけかもしれません。

 

不健康要素

勝間さんは、ご自身で公表されていますが、ADHDの診断を受けたのだそうです。私にとっては、「私、人より爪が伸びるのが早いの」と言われたぐらいのものですが、人によっては途端に見方を変えるようなことも、もしかしたらあるかもしれません。

 

「不健康要素」とは、ここで私が勝手に作り出した言葉ですが、言ってみれば私は生まれてこのかたADHDという不健康要素を抱えて生きてきているわけです。そして、この事実は今の自分にとって大したことではありません。

 

不健康要素をなくしたがる

例えば、ADHDも適切な薬の処方で治る症状もあります。勝間さんもADHDだって適切に薬を飲めば普通に生活できると、大した問題ではないという認識をされていました。

 

しかし、様々な理由によって、この特徴を隠したり無くさなければいけない!と考えがちなのが世間の風潮ではないでしょうか。

 

ADHDだったり、難病を抱えていたり、偏頭痛持ちだったり、何かしら不安要素を持っているのは当たり前だとして、それとどう付き合っていくのかを考えた方が結果的に良い場合も大いにあります。

 

そこで勝間さんの「100%健康は幻想」というスタンスがとても無理なく自然なものとして思えてくるのです。

 

自分の不健康要素を前提としてみる

この話を聞いているとき、自分がタスク管理手法"GTD"を始めたときのことを考えていました。

 

「こうなる(なっている)はず」という自分に対する幻想を諦めて捨てることで、そんな自分をサポートしてくれるタスク管理"GTD"を見つけることができ、ADHDという自分の不健康要素が殆ど気にならなくなりました。

 

かといって……

こうして勝間さんのこの話にいたく共感したのですが、だからといって勝間さんのようなエネルギッシュな活動ができるわけではないですね。

 

自分にとっては、タスク管理"GTD"は、周りと同じスタートラインに立てるようになるためのものであって他から抜きん出るためのものではないという位置付けです。100%健康!みたいな超絶ポジティブになるわけではない。GTDでほどほどにゆったりとやっていこうと思います。