「複業したい」が先か、余裕をつくるのが先か
週3勤務を実現された方の記事
週3勤務をするSE女子「ぞえ」さんこと北添稚菜(きたぞえ・わかな)さんの記事を読みました。私は直接お会いしたことはありませんが、タスク管理界隈の方だと勝手に親近感を持っています。
こちらの書籍「残業を減らし定時で帰る仕事術〜SE女子のタスク管理奮闘記〜」を執筆された方です。私も読みましたが大変分かりやすくかつ楽しくタスク管理を学べる良書だと思っております。
下記の岡野純さんの「マンガでわかる! 幼稚園児でもできた!! タスク管理超入門」と並ぶ、タスク管理初心者がまず読むべき本だと思います。デビッド・アレンの書いた、タスク管理手法”GTD”の経典とも言うべき「ストレスフリーの整理術」は、最初に読む本としてはちょっと取っ付きにくいものなので、ライトな感覚で読めるこういった漫画ベースの本がちょうど良いです。
週●日勤務
私も週5勤務ではありません。週に1日、毎週金曜日は、社会福祉法人SHIPの運営するEXP立川という就労移行支援事業所で働いています。発達障害当事者でもある私が、タスク管理でその特性をカバーして一般雇用で会社員としてやれているという経験と方法論をお話しております。
複業の日は休日のようなもの
日によって働く場所や内容を変えるということは、ある意味気分転換のような感じです。もっというと休日のイメージです。先日、働き方改革の急先鋒企業サイボウズのオウンドメディア「サイボウズ式」でこんな記事がありました。
その記事についてした私のツイートがこちら。
サイボウズ式の記事。"複業は「単なるオフの日」と似た感覚。複業することで息抜きになっている"
— 小鳥遊@3/17東京、4/8福岡 (@nasiken) 2018年3月8日
分かるなぁ。週1複業は週休3日という感覚。 https://t.co/M1XYYSoFnT
もちろん、休日だからといって気を抜いているわけではありません。むしろその逆です。私の場合は、小遣い稼ぎとしての副業ではなく、自分がやりたいことを実現するための複業です。毎週金曜日のEXP立川では残業はあまり気にしていません。
むしろ、まだまだ残りたい気持ちを持ちつつ、「ではまた来週」と事業所を後にしています。それは、スタッフの方々がとても良い方々であることと、自分がやりたいことを今まさにやれている!と実感していることによります。
タスク管理で「やりたいこと」をできる環境を!
このような週4勤務ができるようになったのは、タスク管理をすることで無駄な時間を仕事に費やすことがかなり減ったからです。残業をバンバンやっていたときは、自分が何をやりたいかとか考えることはありませんでした。それは、本当に自分にやりたいことがなかったのではなく、考える余裕がなかったのだと考えています。
タスク管理でほぼ定時で上がることができるようになってから、「はて、自分って何かやりたいことってなかったっけ?」と考え始めるようになりました。つまり、タスク管理で環境づくりをして初めて複業につながる活動を始めることができたというわけです。
「自分は何もやりたいことがない」「日々の仕事をこなすだけで精一杯」と考えているのであれば、いったん精神的・時間的余裕を持つと、自分の中にあった考えが湧き上がってくるかもしれません。