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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

仕事は先送りが9割

ビジネスパーソンの多くが一応の成功を収めているのは、オフィスや書類カバンの中に放置されている問題以上に多くの困難をかろうじて解決し、ひとつでも多くのチャンスをなんとかものにしているからにほかならない。しかし、仕事も人生のスピードもどんどん速くなっている現代においては、この状態をいつまで続けられるかははなはだ疑問である。
(デビッド・アレン「ストレスフリーの整理術」より)

 

自分は、先送りせず、放置されている問題以上に多くの困難を解決しているだろうか、と思いました。

 

 

毎日の先送りを数えてみる

自作のGTDエクセルツールには、毎日のタスクの発生数と完了数を自動カウントするシートがあります。簡単に考えると、発生数が完了数を上回れば先送りが発生しているということになります。

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実は先送りしている

果たして私は先送りをしているのか!?上の画像の数字を拡大してみましょう。

f:id:hochebirne:20180403174231j:image画像を撮った時点からかなり日数が経っていますが、残タスク数日平均発生数日平均完了数はあまり現在と変わりありません。

 

日次、週次でのタスク数勝負では勝ちたいと思っているものの、全体では負け越しているわけです。つまり、むちゃくちゃ先送りしまくっているということになります。

 

計画的に先送り

私の置かれている仕事環境は一般的な感覚で言っても理不尽だとは思えません。また、私自身が特別サボりがちであるとも思えません。普通の環境で普通に働いていたら、先送りが発生するのが当然ではないかと思うようになりました。

 

このことから、私は「先送りをしない」という考え方は半分捨てています。代わりに、「先送りは計画的に」をモットーにしています。

 

安全な先送りのために

計画的に先送りをする前提として「このタスクを先送りしたらどうなるのか」が分かる必要があります。そのために、締切と段取りを明らかにしておきます。

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(画像は自作ツールのクラウド版「タスクペディア」のもの)

 

先送りをしても、締切に間に合えば良いのです。締切に間に合うためには、「あとどれくらいで完了するか」段取りがわかって見通しが立てば良いのです。

 

先送りの一番の弊害

先送りをすることで一番気を付けなければいけないのは、先送りそれ自体ではなく、先送りすることで罪悪感を覚えることだと考えています。

 

9割はさすがに言い過ぎですが、我々は先送りせざるを得ない環境に置かれています。それに抗うより、うまく先送りする方法を考えるのが良く、そのためには「締切を意識する」「段取りをつけて見通しを立てる」ことが大事だと、日々仕事をやりながら感じています。