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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

EXP立川にて、GTDへの導入講座「ライフハックのすすめ」

先日、私が週に1回講座を受け持っている障害者就労移行支援事業所「EXP立川」にて、「ライフハックのすすめ」という講座を、運営法人の理事の方と一緒に行いました。

 

日々私たちが何気なく行っている生活の知恵「ライフハック」を意識し、GTDもそのうちの1つだということで、EXP立川のタスク管理関係のプログラムへの導入にしようというものです。

 

画像は、講座のトップページ。そう、タスク管理界隈でも有名なあの本「ライフハック大全」のリスペクトです。

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ライフハック大全」があったからこそできた講座なので、勝手に宣伝。

www.kadokawa.co.jp

 

導入

内容はこんな感じです。 

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まずは、利用者さんの中でライフハックという言葉そのものに馴染みがない方のために、ライフハックについて説明。

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タスク管理も人生の問題を解決して、人生を大きく変えてくれるライフハックの1つです。少なくとも私にとっては、この定義がバッチリ当てはまります。

 

講師の実例①「ルーティンメモの作成」「二次情報サイトとの関わり方」

この後、理事さんが実践した以下の話をして、ライフハックの事例を紹介。

 

  • 「ルーティン・メモ(HACK008)」を作ってお昼休みの過ごし方を改善した話
  • SNSなどの「二次情報サイトに時間をかけてはいけない(HACK116)」を参考に、無駄なツイッターの時間を削減できた話

 

講師の実例②「GTD

そして、GTDについて(HACK055)。

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GTDの簡単な概要を説明し、どのような恩恵があったかを私が話しました。また、GTDを私なりにツール化したタスクペディアの仕組みについて説明。つい熱が入り時間が来てしまいましたので、ここでお昼休憩。

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教えて!あなたのライフハック

午後は利用者の皆さんのワークが中心となります。ライフハックというと聞き慣れないですが、日常の小さな工夫と考えれば、結構実践していますよね?と気がつくためのものです。また、みんなで発表し合って、使えるものは使ってしまおう!という目的もあります。

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理想のルーティンを考えてみよう

さらに、午前の「ルーティン・メモの作成」を参考に、自分なりの理想のルーティンを作るワークも行いました。

 

まずは、検討したい場面を出し合います。「お昼休み」「家を出てから事業所に着くまで」「朝起きてから家を出るまで」「10分休み」などの場面が出ました。

 

それらから各自選んで、以下の3つの段階を経て理想のルーティンを作ります。

  • 検討したい場面のルーティン
  • 始めたいこと・やめたいこと
  • 理想のルーティン

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私は「朝起きてから家を出るまで」にしました。私は何も余計なことをしていないはずなのに、なぜか家を出る時刻に差があるのです。

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思い出しながら書き出すと、事前にやっておけることや無駄なことを結構しているんじゃないか疑惑が出てきました。いわゆる使途不明時間というものです。

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私の場合は、朝起きてすぐになぜかボーッとツイッターを見ていたり、風呂場でついボーッとしていたりしているんじゃないかと気が付きました。自分、ボーッとし過ぎですね。

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さらに、前日に翌朝の食事や服の準備をできるだけやっておくことも加えて、理想のルーティンを作成しました。

 

一緒に作っている他の方々との話で、「家を出る2時間前に起きるようにしているんだけど、書き出したルーティンの所要分数を全部足しても2時間にならない」という話題が出ました。

 

それこそが、ルーティン・メモを作る目的の1つなんですね。無意識に過ごしてしまっている使途不明時間をどれだけ意識的に使えるかが、効率的で有意義な時間の使い方につながる、という話をしました。実は仕事中でも実は使途不明時間があり、それが時間短縮の鍵です。

 

では、どうしたら使途不明時間を減らせるか。私見ですが、「今はこの仕事」「次はこの仕事」と意識できていれば減らせると考えています。

 

時間を無意識に過ごしてしまうときには、かなりの確率で「えーと、次は何をやるんだったっけかな?」と考えています。そして、考えるのが面倒になり、ついボーッとしてしまうことにつながりやすいようです。

 

なので、これを避けるためには、「今取り組むべきこと」に集中できるような環境が重要だと考えています。つまるところ、GTDが大事だという結論に至るわけです。

 

なお、講座には「ライフハック大全」を持ち込みました。見本として置いておいたところ、お礼のコメントをいただきました。

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常日頃法務をやっているので、契約条項やら法律でガチガチに縛られた関係性にいるせいか、こんなやり取りがとても嬉しかったりします。