続・「シンプルTODOリスト仕事術」を読む
こちらの本、引き続き読み進めております。
なぜこの本を読むか
そもそもなぜこと本に惹かれたかというと、著者のShinさんが、ご自身の仕事の効率を上げるために、エクセルでタスク管理ツールを自作されたからなんですね。
おこがましいようですが、私もエクセルのツールを自作して仕事をこなせるようになった点で共通しています。Shinさんの考え方や方法にとても共感しています。
ただ、Shinさんは、この本のように、分かりやすく自分の仕事のやり方をまとめ情報発信し、Playersというオンラインコミュニティを立ち上げて、たくさんの人の仕事の悩み解消に尽力されています。私もかくありたいと思っていますが、なかなかできることではないです。
Shinさんの本とオンラインコミュニティの宣伝みたいになっていますが、一度もお会いしたこともSNSでやり取りしたこともありません。 Playersにも入っていません。もちろんご本人は私がこんなところでこんなこと書いているのもご存知でないはず…。
この本の真骨頂「シンプルTODOリスト」
読み進めてきますと、Shinさんお手製エクセルツールの説明があります。これがまたその名のとおりシンプルなんですね。見た目で分かりやすい。そして、このコメント。
このTODOリストはエクセルで作っていて、いくつかの関数と条件付書式を組み込んでいます。マクロは一切使っていません。
私はそもそもマクロを使えないので、関数と条件付書式のみでタスク管理ツールを作成しました。Shinさんはもしかしたら、マクロを使えるけど、あえて使わなかったのかもしれません。
この本で紹介されているシンプルTODOリストの良さは、(タスクペディアでいう)サブタスク1つ1つが各行に表示されるということ。そして、別シートにある日次のクローズドリストへサブタスクを連動させて落とし込むことができることです。特に後者はタスクペディアにない機能ですので、素直にああいいなあと思います。
GTDの観点から
このシンプルTODOリスト、GTDの観点からも理にかなっています。サブタスクに注目している点で、GTDの「見極め」フローで大切な「次にとるべき具体的な行動の明確化」をしています。クローズドリストに落とし込むことで、「選択」フローを実践できます。リストの更新が「更新」フローにあたるのは言わずもがなです。
さらに、「把握」した各タスクをサブタスクに分解するのに、ロジックツリーという手法を用いています。私は初見でした。
考えていることが同じ。共感しかない。
知れば知るほど、「これは良い!」と思う思考経路をたどってタスクを完了させるシステムを作り上げておられます。タスク管理ビギナーにも、単に仕事の進め方に悩んでいる人にもためになる本です。では、引き続き読むといたします。