シンプルTODOリスト仕事術、読了。タスク管理の大事なことがたくさん詰まっていました。
この本を読み終わりました。
具体的、実践的な内容
ビジネス書としてだけでなく、考え方や生き方にも通ずる、よりうまくいくやり方を教えてくれる本でした。自らコミュニティを主宰されていることから、著者のShinさんの発信する内容に価値を感じる人がたくさんいるのが分かります。
その価値とは何か。それは、読んですぐ実行できるような具体的で実践的な方法論が分かりやすく書いてあるということだと私は感じました。
ノウハウはやっぱり大事
原点回帰という言葉があります。ともすれば、抽象的な精神論になってしまいがちです。具体的な方法よりも高尚に感じるので、具体的なノウハウが軽んじられる傾向があると感じています。
しかし、仕事で悩んでいる人が必要としているのは、「考えるな、感じろ」といった曖昧な示唆や、いつ落ちてくるかわからない天啓ではなく、「こうすれば、こうなる」という実践的なノウハウです。
ノウハウの背景にある考え方
さらに、ノウハウの背景にある著者の考え方が、その信頼性を下支えしています。著者の考え方の一部は、タスク管理の仕組み・効能そのものです。
方法論だけだと「でも自分の場合は状況が違う」と思われてしまいがちなので、その原理原則も説明することで、より多くの人が応用可能なものになっています。
本書で紹介されるノウハウ。それに通底する考え方。シンプルだからこそこの両輪がバランス良く収められているなと思いました。
特に、仕事のタスク管理を始めているかたには、たくさんのヒントが得られるものだと感じました。私も多くのヒントと気づきが得られました。
最後に
著者のShinさんは、このようなメッセージを発信されています。
「仕事ができない」「モテない」「学歴がない」みたいなネガティヴ肩書きは、将来の自分にとってかけがえの無い資産にできる。
— Shin | 戦略コンサルタント (@Speedque01) 2018年8月6日
「もともとダメだったけど、頑張って成功した」というストーリーはウケがいい。
インフルエンサー的な人も、みんな「昔はこんなダメだった」って言ってるでしょ
今の自分がダメだとしたら、そのダメさを全力で嚙みしめよう。そして、そこから脱出し、脱出方法を可能な限り一般化しよう。
— Shin | 戦略コンサルタント (@Speedque01) 2018年8月6日
そうすることで、もともと優秀な人が逆立ちしても持てないストーリーと、自分と同じ境遇にいる人を救い出せるコンテンツを一気に手に入れられる。
私も同じようなことを伝えたくて、イベントをしたりツールを作ったりしています。
特に、仕事がうまくいかないことが多い発達障害やそれに似た特性を持つ方々(両者にはほとんど境目がないと感じます)に、このメッセージを伝えたいと思い、障害者就労移行支援事業所でタスク管理の講座を持っています。
そんな方々へ、Shinさんのツイートにある自分と同じ境遇にいる人を救い出せるコンテンツを広めていけたらと思っています。