もはやタスク管理界隈住人の居場所となった感のある、カオスと熱狂の"TaskFreaks!!Drei!!"に参加しました。
毎年夏に行われる、タスク管理を日々実践する者が集まる濃いイベントTaskFreaks!!Drei!!に参加してまいりました。
年一のタスク管理特化イベント"TaskFreaks!!Drei!!"を懇親会まで存分に楽しみ尽くしました。#タスクペディア スタートの方々も参加され、とても嬉しかったです。
— 小鳥遊@8/25ワークショップ (@nasiken) 2018年8月18日
主催のイド♂さん@idomars 、ひばちさん@Evaccaneer 、ありがとうございました。また来年も是非!
#TaskFreaks
会場へ向かう
新宿三丁目にある、とても使い勝手が良い貸し会議室「SOBIZGATES(エスオービズゲイツ)」での開催。
一番奥にあるE会議室が会場なので、会場表示をしてくれていました。
ドアに貼ってある会場表示、矢印通りに行くと女性用お手洗いに(笑)
タイムスケジュール
タイムスケジュールは、あらかじめ希望した人によるショートプレゼンテーションが7名。参加者5名に主催者のイド♂さん、ひばちさん。私も希望しました。
なぜ順番の数字の後に名前が入っていないか。それは、順番をその場で決めたからです。
そして、後半はディスカッション。1つテーブルに4名ずつ座っているので、1名ずつ自分の「今のタスク管理システム」「現在の課題」を話し、それについて同じテーブルの他の人とディスカッションする、というもの。
……なのですが、これが予定通りに進まないのがTaskFreaks!!の好きなところです。
ショートプレゼン
7名のプレゼンター。
①ひばちさん
まずは、ご自身が仕事でされている相談支援専門員の話。
そして、基本的なタスク管理システムの概論。
このプレゼンが一番最初で良かったなと、後に行われた懇親会で話題に上がることになります。
②クリヤさん
続いて、TaskFreaks!!皆勤のクリヤさんによるプレゼン。
- 天は先天的に与えられている能力やスキル
- 地は後天的に会得する能力やスキル
- 人は周囲の人や環境による助け
2と3はタスク管理の守備範囲。今回はあえて1に注目。
四柱推命という占いによってその人の傾向が分かり、人間関係も形作られ、それによってタスク管理のやり方も変わる、というお話だったかと。
※記憶で書いていますので若干の記憶違いがある可能性があります。
【追記】
TaskFreaks!!主催者のイド♂さんによるタスク管理4.0理論における「タスク発生管理の重要性」という問題提起に触発されて、こちらのテーマを思い立ったとのことです。
(2018/8/20加筆)
③産婆大特価中さん
すみません、写真を撮り忘れました。テーマは「タスクの効率化と自由な時間の作り方」。
こちらの方です。
Web制作、映像制作、執筆、クレイアニメなどをされている方で、非常にマニアックなタスク管理システムを構築されていました。
徹底的に自動化することで効率的なタスク実行を実現し、自由な時間を手に入れる、という話。todoistで入力した情報をアウトプットして加工してたすくまにインプットして、といったテクニックを駆使している様が凄かったです。
TaskFreaks!!の趣旨「自分のタスク管理方法論を発表」の通りのプレゼンでした。
④Kさん
ツイッターアカウントも「あまりネガティブなことしか書いていないので……」とご本人が言っていたのでお名前をイニシャルのみにします。
今の自分の状況に合うように、2ヶ月(1ヶ月だったかもしれません)で構築されたgoogle spreadsheetとgoogle calendarによるタスク管理システムを披露してくれました。
これがもう本当に素晴らしかったです。新しいパソコンを買ったらそのシステムについて公開されるとのこと。とても楽しみです。
⑤うさぼうさん
タスク管理界隈の中ではかなりのベテランのうさぼうさん。私がタスク管理をやり始めてネット上で情報を漁っていた頃に、うさぼうさんのブログを読んだ記憶があります。
そんなうさぼうさんから開口一番「タスク管理熱が一番あった頃を100としたら、今は20くらいです」というコメントが印象的でした。それでも、きっちりタスク管理をし、その上で現在うさぼうさんの関心のある内容へ。
それは、タスク管理によって不安要素を軽減するための人間関係についてというものでした。当日発表されたプレゼン資料を公開されています。
昨日のショートプレゼン資料をシェアします。「なぜやるか」「なにをやるか」が明確になれば人はタスクに着手でき、完了できる。阻害要因となる不安要素を一人で抱えず解決していくためのヒントを紹介しています。https://t.co/Dp2BZXjhYn #TaskFreaks
— うさぼう (@usabo_tweet) 2018年8月19日
確かに、タスク管理は象牙の塔に引きこもって行うのではなく、対話などのコミュニケーションが必ずセットとなります。その重要性は、タスク管理に深く傾倒していればいるほど、見逃してしまうものかもしれません。
⑥私
昨年に開発中の経過報告をしたタスクペディアが完成して公開をしましたので、その報告と、タスクペディアの操作デモンストレーションをお見せして、今後についてを話しました。
⑦イド♂さん
ご自身のタスク管理体系「タスク管理4.0」の解説。
クリヤさんやうさぼうさんと同じく、タスク管理の方法論(上2つ、発生管理と状態管理)も大事だが、それを行うときの自分のあり方についても大事だという話だったかと。
ディスカッション
そして、各々のテーブルでディスカッションの時間。前回もそうでしたが、このディスカッションの時間は、完全に「野放し」状態になるのです。
それは、主催者が進行をしないということではなく、参加者が勝手に話しだして止まらない、という状態です。コミュニティとしては完全に自走する、ある意味理想的な形なのかもしれません。いや、自走というよりは暴走でしょうか(笑)
途中、休憩をはさみましたが、「はい、今から休憩です」「休憩終了です」というアナウンスを無視して話し続ける参加者。「今、休憩開始の時刻ですが……ええ、まぁ、そのままで(話し続けていてください)」と主催者が言わざるを得ないこの光景は恒例にした方が良いと思っています(笑)
タスク管理について、思う存分自由に語る。しかも、タスク管理に熱中している人たちしか周りにはいない。そんな環境は殆ど日常ではありません。タスク管理好きが集う場を設定するだけで、ここまで自走するのかと、前回に引き続き今回もその熱量を実感しました。
懇親会
イベント中もかなりの熱量でしたが、イベント終了後はさらに火がつき、タスク管理をテーマに話が止まりませんでした。
ショートプレゼンをしたTaskFreaks!!常連組は、タスク管理の具体的な方法論ではなかったことにハタと気が付きました。「四柱推命の話」「コミュニケーション」「環境設定」「自作ツールの宣伝」。それに比べて、今回初参加の方々は、「タスクの効率化」「自分のタスク管理システムの発表」と、会の趣旨にしっかり沿った内容でした。
そういう意味では、ひばちさんが最初にしっかりとタスク管理の基礎、概論を説明してくれて、本当に良かったと言い合っていました。
さらに、ショートプレゼンをした人ほぼ全員が、前日や当日に資料を作り始め当日にデータ完成させて持ち込むという、タスク管理的にどうなのよそれという進捗(笑)。主催者側「あらかじめこちらのメールアドレスに資料データを送ってくださいね」とアナウンスはされていたのですが、それを当然のように無視して、何事もなかったかのようにプレゼンに臨むやんちゃな参加者が揃っていました。
最後に
TaskFreaks!!という場の魅力は、そんなやんちゃさを許容し、むしろそんなやんちゃさを面白がるところにもあるなと思いました。
この空気感は、もしかしたら心理的安全性にもつながるのではないかと思っています。
来年もまた楽しみにしております!