第27回「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」開催します!
イベントの告知をさせていただきます。
自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術
素晴らしいイベントレポート
前回(7/14)に開催した際に寄せていただいた素晴らしいレポート記事をご紹介します。
わかてぃさん
自らも「自己肯定感上げたいバー」をされるなどの活動をされていらっしゃいます(Twitter @kimimero1 )。
きっくーさん
スタッフとして参加いただきました。撮影と受付、懇親会の準備など八面六臂の大活躍に助かりました。
このタイミングで思うこと
最近注目しているニュースがあります。障害者雇用水増し問題です。このニュースには怒りや憤りを通り越して、無力感すら覚えてしまいます。この記事によると、死亡した職員を障害者の職員として算入して法定雇用率引き上げをしていたとのこと。そうですか、そこまでして障害者と働きたくないのですか。といった卑屈な感情が湧いてきてしまい残念でしょうがありません。
障害者の就職をサポートする障害者就労移行支援事業所で講座を受け持ったり、このようなイベントを開催するなど、障害者やそれに限りなく近いグレーゾーンにいて悩んでいる人たちへの活動を私はしています。もう悔しくて悲しくてしょうがないです。私自身も発達障害の診断を受けていますし、障害者の就労支援に心を砕いている方々の努力する姿も間近で見ていますので。
そんな我々が取りうる現実的で具体的な策
だからといって、一方的に各省庁に対して「こうあるべき」を主張しても、残念ながらすぐに環境は変わりません。不足が判明した3,000名超の障害者雇用枠は埋まるかもしれませんが、問題の本質はそこではないと考えます。過去の私のような「抜け漏れ・忘れを繰り返してしまう人」が納得感のある就労ができるかどうかだと思います。
職場環境の整備や周囲の方々の理解があれば一気に解決へ向かいます。しかし、かなり遠く長い道のりです。今まさに悩んでいる人にとっては、明日にでも環境整備や周囲の理解のある状態で仕事をしたいはずです。
障害を持つ方の特徴は色々です。その中でも、以前の私のような「抜け」「漏れ」「忘れ」「段取り苦手」な特徴を持つ方々のために、習得すればすぐにでもきちんと働けるようになる技術「タスク管理」が大変有用だと確信しています。
社会を俯瞰した立場からいえば、職場環境等から変わるべきと言えるでしょう。しかし、社会や環境が変わるのを待っている暇はないのです。「今」「ここ」で悩みを抱えている方へのサポートとして、タスク管理はもっと広まっても良いのではないかと考えています。
借金玉さんの本
「発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』という本があります。本の内容は、発達障害の特性をサポートする、タスク管理を含む様々なライフハックが書かれており大ヒットをしています。抽象的な精神論ではなく具体的な手法・行動が手本として示されており、同じような悩みを抱える多くの人の救いになっているのではないかと思っています。
最後に
話が障害当事者寄りになってしまいました。ただ、そのような方々と、一般の会社等で仕事をしている方々とは、実は地続きだと考えています。むしろ、障害者として認定されずに、かといって仕事をこなすのも難しいと苦しんでいる方こそ、一番サポートされない、報われない層だと考えています。せめて自分はこうしたら悩みが解消された!という情報を発信することが、そんな方々の役に立つのではないかと考えています。
今回もまた、懇親会を予定しております。大きな会場では気がひけるような質問も、直接お話ができる場ではできるのではないかと思います。そんなお話ができればと思います。