ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

グリッド力とGTDが効果的に作用し合った話。

このツイートで紹介されている記事に興味が湧きました。

 

特に、この部分に共感しました。

コンサルタントという専門職の世界でさえ、通用するかどうかを決めるのはその人の“馬力”、つまり成果にこだわり抜いてやり切る力なのです。

 

5ヶ月のプロジェクトを「来週までに形にして」

こんなツイートをしておりました。

3月から7月くらいまでかけて、じっくりと取り組もうと上司と考えていたプロジェクトがありました。ある日突然「この件、来週の会議までに形にしてと言われたので忙しくなりそうだ」との話がありました。

 

まじか!?

 

と思いましたが、やるしかありません。本腰入れて、なんとか来週の会議までに、求められるレベルまで形にしなければいけません。

 

上司のグリッド力

無理な話だと私は思いました。ただ、上司は音を上げずに、ひたすら「どうやったらできるか」を考えようと私を引っ張ってくれました。

 

結果、当初5ヶ月でやろうとしていたものとは違うものの、会議資料としては必要なレベルをクリアしたものができました。上司の諦めない姿勢「グリッド力」に圧倒されました。

 

グリッド力の発揮に必要なもの

上司と密に相談・報告し合う中で大事にしていたことがありました。それは、次の3つです。

  • 求めるものの完成予想図
  • 完成に至る作業過程
  • 次にどんな作業をするか

GTDの「見極め」ステップに酷似しています。これを常に意識して進めていました。

 

完成までの見通しを立てることで「よし、やるか」という気になります。

 

次の作業を具体的にすることで、着手する心理的ハードルを低くします(特に今回は高かった!)。

 

つまるところ、グリッド力を発揮するには、GTDの「見極め」ステップが必要だということです。

 

最後に

この会議資料作成に関する社長との打ち合わせで、私は、締切までの長さと、現状手元にある情報で作成可能なクオリティをもとに、「求められるレベルには若干足りない、このくらいのものしかできません」といった方向で話をしていました。

 

上司は冷静に、しかししっかりと「それは現状で考えるとそうだけど、この後もう一回やり方を考えて結論を出そう」と軌道修正をしてくれました。

 

グリッド力の発揮し過ぎは危険ですが、やれる範囲で全力で頑張るというギリギリの所を見定めてきちんと結果に結びつけるという、なかなか難しいマネジメントをしたなぁ、上司やるなぁ!と私は今思っています。

 

あ、自分の扱いづらさを棚上げしてすみません。でも、毎日定時上がりしている私が残業をしていたのには、こんな上司がいたから、というのをお分りいただけたら嬉しいです。ただ、これが毎日になるようだったら考えますけどね。

 

ともあれ、GTDとグリッド力が効果的に作用し合うと、本人たちが当初予想もしなかったものが生み出せる、という一例でした。