タスク管理ツールを使って、自分軸を取り戻す方法
周囲の反応が気になってしょうがないという人は多いかと思います。私もそうです。他者からの承認欲求が強い方です。
他者依存
他人からの評価が気になってしょうがない人は、評価の高低が気分に大きく影響します。この状態が良いかというと、良くはないですね。他者に自信レベルの上下を依存してしまっているのは、自分でありながら自分のコントロールができない点で好ましいとはいえません。
影響されない人
逆に、他人からの評価が気にならないタイプがいます。 そのような人は、他人から何と言われようと気にしないでいられるんですね。そのスキル、正直羨ましいと思っています。
面の皮が厚いとか、厚顔無恥とかいわれることもあるのでしょうが、自分の意見をしっかり持ち、自分とどんな関係の人からの話であっても影響を受けず跳ね返せるのは、自分の軸をかなりしっかり保てている人です。
自分軸をしっかり保つためには
ゆるぎない自分軸を持っている人は、自分の思考や行動に大きな自信を持っています。それが根拠なき自信であっても、とにかく自分軸がしっかりしていてブレないんですね。
その自信の根底には何があるのか。
自信を作りだすにはどうしたら良いのか。
他者でも自分でもない、第三の依存先
根拠ない自信がある人はさておき、他者への依存から脱却するためには、第三の依存先を見つけると良いかと思います。神や、座右の銘や、書物などです。
仕事において、自分の判断に自信を持つのはとても大事だと思います。会社は絶えず周囲から評価される環境であり、給与算定につながるので厳しく見られることが多いです。周囲の評価に振り回されていたら、心身ともに健康な生活を送るのに結構な障壁になってしまいます。
そこで、私はタスク管理ツールをその拠り所としています。
ツールに表示されているとおりに実行すれば大丈夫!と考えると、第三の依存先として頼もしい存在になってくれます。
タスク管理ツールを拠り所にするためには
もっとも、タスク管理ツールは無条件に依存できるかというと、そうではありません。むしろ、信頼できるシステムとして、絶えずそのメンテナンスに手間をかける必要があります。
それを面倒くさいと見るか、手間をかければかけがえのない存在になってくれると見るかはその人次第ですが、私は圧倒的後者です。GTDでは、「信頼できるシステムにタスクの情報を集めよう」「集めたタスク情報は定期的に更新しよう」と決められています。信頼できる存在は、何をしなくてもいつまでも寄り添ってくれるとは限らないのです。
自信を増やす装置
タスク管理ツールは依存先として良いなと思う理由の1つとして、手間をかければかけるほど自信を増やしてくれる点にあります。
「ツールにタスクを入手して実行すれば、必ず完了する」という展開を何度も繰り返せば、「タスク管理ツールを使えば自分は大丈夫」と、ある種の自己暗示をかけることができます。これが自信の源です。
タスク管理ツールは、使えば使うほど自信が増える装置です。
たまっていく自信がゆるぎない自分軸を作る
こうして日々増えていく自信によって、自分軸がゆるぎないものになっていきます。仕事を進めていく上で多少ツッコミを受けても、おどおどせずに対応することができるようになりました。
こうなると、自信が増える→自分軸が強固になる→より自信を持つ→もっと自分軸が強固になる、という好循環が生まれ、落ち着いて発言できるようになります。
ツールの内容が間違っているときもありますが、そんなときであっても自己否定ではなくツールの内容の修正をすれば良いと考えられるようになります。
最後に
私は上記のようにタスク管理ツールを使って自分軸を取り戻すという経験をしていますが、それでも完全に他者の影響をシャットアウトすることは難しく、人格を否定されるようなことを言われると気分は落ち込みます。豆腐メンタルなので相当ダダ下がりします。それでも、時間をおいて復活しさえすれば、そう引きずることは少なくなりました。
手間さえかければ、自信の源泉になってくれるタスク管理ツールは、第三の依存先としてはかなり良いのではないかと思います。