タスクの分解から、自分の思考の癖を引き出す。
先日、こんな記事を書きました。
ただ単にメガネを買っただけの話なんですが、自分としては快哉を叫ぶべきものでした。
タスク分解して気がついた。
最初は、こんなタスクの内容でした。
「メガネを買おう」と考えて、分解された行動であるサブタスクが「買う」。
実行が習慣化できているルーチンタスクならいざしらず、このメガネを買うという行為は2年前からずっと温め続けていたタスクだったのです。
そんなタスクをツールに入力するのに、この内容では不足が過ぎます。このタスク、この形ではまず実行されません。
誰かがそっとこれと同じタスク画面を見せてきて「……どうでしょうか?」と聞いてきたら、瞬時に「あ、これはタスクの分解をすれば進むのに……なタイプだな」と分かってしまうものです。
そこで、このように分解しました。
そして、数日でタスクは完了しました!よし!
購入は済み、出来上がったメガネを取りに行くだけです。
タスク分解された画面を見て、はたと気がつきました。
2回も妻に相談しているッ
タスク分解は思考の反映
タスクであれサブタスクであれ、タスクペディアなどのツールに入力することは、課題の設定をしていることに他なりません。自分の思考の癖を引き出し、本人の課題意識があらわになるのです。
私のこのタスクの場合は、メガネは高いものだと考えており、家計に影響を与えて妻に迷惑をかけてしまうのではないか、という問題意識が如実に表れています。
実際、私は金銭感覚が甘く、気をつけても常人の基準からかけ離れた判断をしてしまうことがあるので、強く問題意識を持っているのです。
最後に
タスクの分解が苦手だという相談はよく受けます。もしかしたら、自分が無意識に課題だと思っていることに向き合うのが怖いというのもあるのかもしれません。
不思議なことに、自分の課題は書き出して眺めると、物理的にも精神的にも距離を置くことができます。課題や問題の相対化・矮小化です。
自分の思考の癖と向き合い、自分が向かうべき課題を設定しては遂行する。自分の癖を知ることは、タスクを完了させるという成功体験を積むことにつながります。
そうであれば、タスクを分解して実行していく過程は、自己効力感や自己肯定感を高めるものに他なりません。、やはりタスク管理とタスク管理ツールは自分を上げる仕組みを持っているのだなと改めて感じました。