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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

障害者就労移行支援事業所に、本家GTDマスタートレーナーがやってくる!

私が毎週講座を受け持っている、障害者就労移行支援事業所「EXP立川」の下記ツイートをご覧ください。

 

「就労支援の新たな未来につながる期待と予感がとまらない」

 

全くです!

 

世の就労移行支援事業所では、それぞれが懸命に努力をしています。事業所により差別化を図って、より多様な人材を世に送り出す取り組みも見られます。

 

その中でも「タスク管理」「GTD」に注目して利用者さんに習得するプログラムを始めたEXP立川とその運営法人である社会福祉法人SHIPの英断には、喝采を禁じ得ません。

 

さらに傑作なのは、タスク管理やGTDの知識や考え方が利用者さんたちにかなり浸透してきていること。先日もGTDについての話を始める前に、導入として「たしかGTDには大事なステップがいくつかありましたよね?なんでしたっけ?」と問いかけると、GTD5つのステップ全部の答えが当然のように返ってきました。企業の社員相手の研修でもこんなことはないのに、障害者就労移行支援事業所でこんなことが起こるのは、凄いと思いませんか。

 

就労移行支援でGTDというタスク管理手法についてのプログラムを行うのは、差別化を図るためだけではありません。むしろ差別化は結果論です。まずは仕事を行うに際しての基本的な考え方・姿勢だからであり、利用者さんたちの就労に役立つという信念があるからです。

 

そして、このタイミングでGTDマスタートレーナーであるGTD japanの近藤さんによる満を持しての講座です。突き抜けてます。痛快の極みです。企業研修でもなかなかお目にかかれない贅沢なプログラムです!

 

就労支援は、支援対象は「就労」です。就労には色々な形があります。パソコンスキルを習得しても、ほぼ屋外作業の仕事に就いたとしたら意味がありません。手芸を作るスキルが上がっても、事務職では生かせません(それらのスキルを習得すること自体は有用だと思います)。

 

では、就労するにあたって、どのような支援が良いのか。それは、どんな仕事にも共通する「仕事の進め方」、つまりタスク管理ではないか、というのが私の考えです。同時に、それを理解して講座を持たせてもらっているEXP立川の考え方でもあります。

 

GTDはこういうものですよ」という上澄みだけをさらりと説明するのではなく、ガチで理解と実践を繰り返しています。

  • GTDの全般的な理解を深めて、ツールに入力する
  • とにかくタスクを書き出す「把握」ステップを一日中やる
  • 「見極め」「整理」ステップの意義をじっくり説明して、事例を出してひたすら見極めて整理するのを繰り返す
  • 共通のツールとしてタスクペディアを使い、一日中事例を出してはタスクを入力してコツを学ぶ
  • 入力したタスクの内容を元に、仕事場でのコミュニケーションをよりやりやすくする方法を知る

ガチですよね。だからこそ、上に挙げたような「利用者がGTDの5つのステップをそらんじる」みたいなことが起こります。タスク管理のことを伝えたくてしょうがない私としては、楽しさしかありません!

 

さらに、私がいない月曜日から木曜日の間でもタスク管理の手法に基づいた講座を、スタッフさんがしてくれています。

 

同じような考え方をしている事業所は、そう多くないのではないかと思います。また、その必要性を感じながらも、タスク管理界隈があまりにニッチなので事情に明るい人が見つからないというのもネックかもしれません。私の周りにはゴロゴロいるんですけどね。

 

そんな中、EXP立川の取り組みは、非常に意義あるものだと確信しています。願わくば、この流れがここからもっと大きくなりますよう!