【イベントレポ】こだわりをアップデートする。
先週の土曜日、こちらのイベントに参加しました。
秒で参加申込!
— 小鳥遊@7/20イベント (@nasiken) 2019年6月14日
楽しみだなぁ! https://t.co/wKCKnZhw9h
記事に載せていただいた「灯台もと暮らし」も関わるオンラインコミュニティ「SUSONO」のイベントで、三年来イベントをご一緒しているF太さんが登壇されるとあって、すぐに参加申込をしました。
当日スマホでポチポチ打ったメモをまとめましたので、よろしければご覧ください。
導入
モデレーターは、灯台もと暮らし編集部のミキオサナイさん。
※以下、話し手表記を敬称略で書きます。
オサナイ
「こだわる」をテーマとして話したい。こだわりの負の側面から、 凝り固まった思考をアップデートしたい。
一度出した自分の答えは、時間が経つとそれに執着してこだわりになってしまう。 ひらめきは執着の反対の位置にあるもの。そこで、多くのフォロワーさんの共感を呼ぶ「ひらめきメモ」のF太さんに話を聞きたい。
F太
(自己紹介)公認会計士の勉強をしていて孤独が好きと思ってたけど、 交流がしたいとツイッターを始めた。その内容は最初は勉強の話だったが、だんだん抽象的な話になっていった。
オサナイ
多くの人が抱える「きらいな人との付き合い方」 についてまずは話したい。関係を良くしようと相手に話を投げかけても虚空に消えてしまうような虚無感を覚える人が多いのではないか。そんなとき、どう考えたら良いか、F太さんのブログにとても共感した記事があった。
F太
気まずさを無理に解消しなくていい。相手に合わせなくていい。合わせていると、逆に向こうは常にそれを期待してしまう。 居心地の悪さを維持する勇気を持とう。
ただ、緊張するくらい尊敬してくれる人との関係とかは別。 それに使うエネルギーを無駄に使わないのが大事。
オサナイ
F太さんがやっているイベント「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」30回も続いているのはすごい。オフラインならではの良さを後で改めて話したい。
(小鳥遊:ご紹介ありがとうございます!)
ひらめきメモはどうして作ろうと思ったのか?
F太
ブログはやってたけど続かなかった。ツイッター、最初は2〜3ヶ月で終わるかと思っていたが意外に140文字が丁度良く、続けることができた。
ツイッターは思いつきを気軽に書ける。だからこそ興味あることじゃないと続かない。(収益や認知度を上げるため)戦略的にやるにはインスタやYouTubeの方が合っているかもしれない。
自分は「この思考は面白いのか?」と他人の反応を知りたい。 ブログは書いている間に飽きてしまうが、ツイッターはすぐにいいねやリツイートがくる(ので良い)。
ツイッターで成長できる人
オサナイ
2年前と言ってること違う人がいる。 それは悪いことではなく、むしろ思考がアップデートできて良いのではないか。ただ単につぶやくだけだなく、引用リツイートなどで他の人と絡んで意見交換ができた結果アップデートできるのではないか。
F太
ツイッターを糧にして成長できるかどうかはその人の使い方による。ツイッターは内向型の人向けのように思えるが、仲間がいてコミュニケーションがちゃんとできる人、 外に対してひらけたコミュニケーションを取れている人が成長できている印象がある。
オサナイ
いくらツイートがバズっても、近くの10人と丁寧にコミュニケーションをしている人は、F太さんの言う「成長できている人」のイメージがある。
固定観念(こだわり)について
オサナイ
自分から告白するよりも、 告白される方が女子として幸せという固定観念があった。 しかし、「くだらない」と外から固定観念を壊してもらった。
F太
固定観念が変わるときは、そこにもともと変わろうともがいているときがあって、そこにあと一押しの外部圧力が入って実現することが多い。
内側から壊すプロセス、もがくのも大事。 それに外から壊されて完了するのではないか。
自分は「就活しなければ」「一般的な企業に入り勤めるのが普通」という(働き方についての)固定観念があった。でも、(当時みんなやっていた)エントリーシートを100通書くのなんてできなかった。
志望動機なんてないのに、どう書けば良いのかわからなかったし、 好きなことを仕事にしたいのに、なんでやりたくないことに無理やり志望動機をひねり出さなければいけないのかと思っていた。そこで、当時は就活しない理由として公認会計士の勉強をするという選択をした。
この(働き方についての)価値観のアップデートは今も続いているが、固定観念にもがき苦しんだ結果今があるわけで、もがくのも大事かもしれないと思っている。
固定観念のアップデートの方法
F太
茂木健一郎さんの「アハ体験」、実はそのとき脳細胞が組み変わっていっている。 その度に人間は生まれ変わっている。 固定観念に囚われているときは、その生まれ変わりがないとき。 アハ体験を増やそう。
オサナイ
自分は陰キャだと思っている。しかし、友人には陽キャな人が多い。 対極にある考え方に触れることで自分の中に新しい考え方が増えていくような気がする。
F太
人と会うことが大事。いつも会っている内輪のメンツだけでなく、 外側にいこう。そうすることはなかなか難しいが、 例えば学生のときの友達に久し振りに会って新しい考え方が生まれることはある。だから特に(第3の)コミュニティに属することは大事。 近すぎず遠すぎず、いい距離感で影響を受けることができる。
オサナイ
自分と違う状況の人と出会えるのが大事なのではないか。
F太
ネットを積極的に利用するとそれができる。とても重要。 しいたけ占いで「知り合いの知り合いがきっかけを運んできます」 という占い結果を見た。そのくらいの距離感、関係性がいい。 それを現実的に実現できるのはコミュニティしかないのではないか。
オサナイ
ツイッターなどのネット上でのつながりが日常的になっている。固定観念を変えるような刺激を受ける上でオフラインでのつながりについてどう思うか。
F太さん
身体感覚がある点でオフラインはとても良い。名越康文さん曰く「 人間は毛穴から変わっていく」。つまり、 ゾワっとするくらい何かが動く感覚が大事。
現実に人と会うときは、視覚聴覚以外も使い、全力で毛穴が開き空気感を共有している。 そんなリアルのコミュニケーションが自分を何かに向けて駆り立ててくれることが多い。
F太さんへの質問タイム
質問者
アップデートしようと思ってもまた揺り戻しがきてしまう。 どうしたら良いか。
F太
自己イメージの持ち方が大事。それには2つあり、1つは現実的な自己イメージのボトムアップ型。もう1つは理想的な自己イメージのトップダウン型。
今注目しているのは前者。100%これはやれるという行動を確実に実行していき、それをだんだん増やしていく。結果、スタンダードな自分を高めることができ、揺り戻しを抑えることができる。この手法は認知行動療法でも使われており、自己効力感を少しずつ高めるという効果がある。
以上、イベントレポでした。
イベント内容をアウトプットすると、頭が整理されてとてもいいですね。また機会あればレポ書いていきたいと思います。