勤め人でありながら、会社に依存しない方法。
「会社を抜け出して自由に自分の能力を発揮しよう」「会社を辞めて良かった!今ではアフィリエイトが月に●十万円」といった内容には、当然目が行きます。ブログで不労所得があると聞くと、自分もそうなりたいと思ったりします。
これは、会社を辞めることを勧めたり、逆に会社を辞めて生計を立てていこうとしている人を貶めたりする意図はまったくありません。会社に勤めることも、会社を辞めて自分で稼ぐのも、どちらも価値のあることだと思います。
会社の仕事と副業が溶け合っている「半勤め人」
会社に勤めるか、会社を辞めて独立するかという2つの選択肢しかない状態は、もったいないと思います。私は「半勤め人」も選択肢に加えるのをお勧めします。
会社の仕事をやりながら、会社外でも有償無償の活動をして、自分のやりたいことを実践していくような人を想像してください。
半勤め人は、副業持ちの会社員とは若干違う
もしかしたら、ここまで読んで、「半勤め人」に対して「会社の仕事」「副業」と白黒塗り分けたイメージが思い浮かんでいるかもしれません。そこにもう1つ灰色の部分___会社の仕事でもあり、自分独自のスキルを磨いて発揮できる活動でもあるという活動領域___を持っておくというのが、私がお伝えしたいものです。
「副業を持つ会社員」ではなく、「副業を持ち、副業が会社の本業と(一部)溶け合っている会社員」です。半勤め人はこれです。手前味噌になりますが、私は半勤め人です。
- 管理部門の法務担当としての仕事をやりつつ、
- 人前で話(プレゼン)をするのが好き・得意というスキルを生かして仕事の進め方で悩んでいる人へタスク管理を広めたいという気持ちから社外で活動し、
- 会社の業務の一環として、障害者就労移行支援事業所で講座を担当
1つ目と2つ目が白と黒(色合いに特段の意味はありません)、3つ目が灰色の部分です。
半勤め人になるには
半勤め人になるために必要なことは、次の2つです。
- 会社と自分のどちらもデメリットが無いこと
- 会社と自分のどちらもメリットがあること
会社にとってのメリットをつくり、デメリットを無くすことができれば、会社はNOと言いません。
メリットをつくる
会社にとってのメリットは収益です。今自分が貢献しているよりも多くの収益を会社にもたらすなら、会社にとって御の字です。上記の自分の3.の活動については、自分が講師となりつつ支払は自分ではなく会社にしています。
管理部門は通常お金を稼がないのですが、そんな管理部門から売り上げが発生するなんて、例えその額が少なくても、会社にとってはありがたいはずです。
自分に報酬が入ってこないのですが、自分にとっての報酬は「講師の経験を積めること」であり、将来的に自分を助けてくれる無形資産を貯めていると考えています。
会社のデメリットを無くす
ただし、3.の活動をする分、会社業務に充てる時間が減るというデメリットが生じます。「売上をあげてくれるのは良いが、それで会社の業務は滞らないのか」と心配になります。
そこでタスク管理の登場です。
日常の業務タスクでパンパンであれば、いくら社外活動の売上を会社にあげますと言ってもおそらく会社からGOサインは出ません。
日頃タスク管理をして、業務の無駄を省いていれば、「時間の余裕はあります!」と言うことができるかと思います。そう言えるようにタスク管理をする、と言った方がよいでしょうか。
実際、週1日終日外出して講座を担当しても総労働時間は多くならないことを勤怠データを示して社長に了承してもらいました。
半勤め人になるためのタスク管理
タスク管理で時間的な余裕を持つことは、ひいては精神的な余裕を持つことができるようになります。そうなると、自分の興味や長所がどこにあるかといった、自分を省みることができるようになります。
私の場合は、人前で話すことが好き・得意だったことと、しくじりっぱなしの自分がタスク管理で復活できたことを知って欲しいということを、仕事の不安から解放された結果自覚することができました。
会社への依存をなくす
会社の業務以外に、報酬を得られるような活動ができれば、「この会社にしがみついていくしかない」という依存から抜けることができます。しかし、いきなり独立は難しいです。
まずはお試しで、会社という場を利用した自分の活動で報酬を得るトレーニングという感覚でいくと、割と気軽に会社への依存から脱することができます。そのために、半勤め人という選択肢を採れるようにしておくのは、自分の可能性を広げる良い機会だと思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
頭の中の「ごちゃごちゃ」を外に出し、見える化して「スッキリ」させる
タスク管理支援ツール 「タスクペディア」無料公開!