タスクになりそうな「タネ」は放置しないで、なくすか進める。
上司が自分をCCに入れて、ある仕事の話を外部としていました。そのやりとりをチラ見するかぎり、私のタスクになることが濃厚でした。
そんなとき、どうするか。
あえて首を突っ込む
「面倒くさそうなので、放置して成り行きを見守る」というのもありです。ただ、仕事タスクは鮮度が命(?)ですので、できれば早いうちにやるかやらないかを決めるか、進めてしまうかのどちらかをした方が良いというのが、経験上身にしみて分かっております。
そこで、「●●さんとのメールの件ですが、これは現状では対応しなくても良いです。ただ、●●さんの要望があれば、やる必要が出てきます」と、あえて首を突っ込んでみました。
上司からは「ありがとう。じゃあ、●●さんに、要望があるかを確認してみるよ」と返答がありました。
なくすか進めるか
このやりとりは、●●さんからの要望がなければそれでタスクはなくなります。要望があれば、上司が●●さんの要望を私に伝えるという、上司ボール持ち状態のタスクになります。このタスクはなくなるか進むかのどちらかだということになります。
タスク管理メソッド「GTD」で説明すると、見極めステップで「ごみ箱」に入るか、整理ステップで「連絡待ちリスト」に入れるかのどちらかになります。
どちらにしても、「次にとるべき行動リスト」、つまり自分ボール持ち状態になることはないので、「余計なタスクをまた1つ背負い込んでしまった…」と思う必要はないのです。
タスクのタネを見つけたら、なくすか、進めて相手ボール持ちにするかにすると、実質的な自分の負担にならないので、負荷を感じることなく仕事を続けることができます。
相手にも恩恵
「進めて相手ボール持ちにする」と聞くと、嫌なことを押し付ける印象があるかもしれません。実際押し付けるのも可能なのですが、どうせなら双方に利があるようにしたいですよね。
このやり方は、相手も助かるものだと考えています。そもそも、何も言わずに部下が仕事を進めてくれるのは上司にとってありがたいはずです。さらに、進めてくれた上に、次に上司がやるべきことを部下が明確にしてくれる__この場合は「●●さんに要望の有無を確認する」です__のです。なかなかの好アシストではありませんか。
最後に
とかく「タスクのタネ」は、できるなら直視したくないものです。そのタネが仕事に結実してしまうとタスクが増えるからです。そうは言っても、遅かれ早かれタスクになる可能性が高く、タスク化したときにはその分だけ締切が迫っているので、結局は早めに手を付けておいた方が良い、ということになります。
タスクのタネは、悩みのタネになる前になくすか進めることをお勧めします。
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