自分を前向きにさせる技術
どうせダメだろうと無気力になってしまうときと前向きに頑張られるとき、コントロールできず運任せな感じがしますね。
タスク管理を使えば、もしかしたら少しコントロールを効かせられるかもしれないと思っています。
先が見えて「どうせダメだろう」と考えるのと、タスク管理で重要な見通しを立てるのは似て非なるもの。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年8月20日
前者は今の延長。後者は目的を見据えてそこまでの道のりを探す。
目的を明らかにし、次に取るべき具体的な行動を明確にするタスク管理は、少しずつ無理なく自分にレバレッジを効かせられる。
無気力になるとき
少なくとも私はやれると思えないと無気力に向かいがちです。途方もなく大きくて曖昧な目標を立ててしまったら、どんなに頑張っても目標を達成できないとすぐに諦めますよね。
諦めずに頑張れる!という方は、是非このブログをそっ閉じしてください。。。
例えば、自分が、自社製品を売る営業マンだったとします。今まで1週間で10個売るのが精一杯だったところに1週間で1,000個売ってこいと経営層からハッパをかけられたとします。
やる気が一気に吹っ飛びます。目標は高いほどいいという考えは間違っていなくて、「よし1,000個売ってやるぞ!」と意気込んで、結果的に50個しか売れなかったとします。目標との比較では20分の1ですが、実績比は5倍です。評価されてしかるべきだと私は思います。
私はこのように目標を異常に高く設定して成果を引き上げるやり方には違和感を覚えます。
昔、少年野球チームに入っていたことがありました。頭上のはるか上のフライを見送ったら監督に「たとえ取れなかったとしてもジャンプして取ろうとする意気込みを見せなさい」と指導されました。
野球に対する姿勢を教育するという観点では、もしかしたら完全に間違いではないのかもしれません。ただ、高すぎる目標を設定して、それを達成しようとするメンタリティを個人に求めるのは、個人的にはあまり良い手だとは思えないのです。
また同じように、曖昧な目標を掲げてその達成をしようと思っても、同じく無気力状態に陥ると思います。
前向きに頑張れるとき
逆に、やれると思たらしめたもので、頑張れるのではないかと私は思います。目標の難易度が高すぎず、明確にわかりやすいものであること。それなら「どれ、やってみるか」と前向きに取り組めるのではないでしょうか。
これを怠けだと捉える考え方もあるかもしれません。たとえ実現できそうになくても、目標に向かって努力する姿の美しさは私も分かります。
しかし、結果を求められる場であったら、プロセスがどんなに美しかったとしても結果が未達であれば評価されないという厳しい現実があるわけです。その現実に立ち向かうには、自分をその気にさせることが大事だと思います。
前向きの作り方
自分をその気にさせる、前向きになる状態へとコントロールするにはどうしたら良いか。次の2つがカギだと考えています。
- 目標を明確にする
- 目標が大きければマイルストーンを設定する
そして、この2つを具体的な仕事の進め方に落とし込んだのがタスク管理メソッド"GTD"です。
目的を明確にし、次に取るべき具体的な行動を明らかにする。まさに当てはまります。
自分を前向きにさせるのは、歯を食いしばってビンタを食らうことより、滝に打たれる修行をすることより、GTDを実践する方が確実で現実的だと思います。