気力体力が充実していないときは、仕事を終わらせない。
昨晩、台風15号が関東を直撃していきました。住まいも東京、仕事場も東京なので、風の音とかなかなか凄かったです。
台風が去った後、首都圏のJRは、通常運行とはいきませんでした。そんな一日を過ごして帰りながらしたツイートがこちらです。
今日、朝8時過ぎに家を出て、会社に到着したのが12時過ぎ。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年9月9日
体も頭も全然働かないまま、やるべきことはとにかく #タスクペディア の入力。
タスクペディアで示されるネクストアクションだけを一心不乱に終わらせていき、今すごい解放感!
タスク管理GTDのスゴさを実感しながら帰宅中。
まさに、まさに!まさにこの通りでした。
まずは、自分の目の前には「これならやれる」と思えるまで細かくしたタスクだけ並ぶようにしないと、あっという間にタスクの海に溺れてしまいます。終わりまでのことを考えた途端に頭が働かなくなるのです。
タスク管理メソッド"GTD"ですぐに使える方法論の1つに、「次に取るべき具体的な行動を明確にする」というものがあります。今日はこれに助けられました。
この方法論を実践することで、
- やれることしか書いていないので、やる気が出て、ドンドン仕事が進む
- やれることしか書いていないので、他にできることはないかと脇見をすることがない
という恩恵に預かることができます。
さらにタスクペディアでは、上で書いた次に取るべき具体的な行動(サブタスク)に「当方」「先方」というタグを付けます。
そうすると、当方タグが付いたサブタスクをドンドン片付けていって「次に取るべき具体的な行動(サブタスク)」が先方になり、そのタスクは自分から手離れします。
今日は少し残業しまして、できるだけ当方をなくして仕事を終えました。タスク自体を終わらせるのではなく、当方を先方に変えることだけを考えると、案外キリのいいタイミングが見つかるものです。
終わらせようとしているからこそ、それがプレッシャーを生み出し、取りかかりを阻害するのです。
であれば、終わらせようとしなければいい。
日本タスク管理の金字塔タスクシュート式考案者の大橋悦夫さんは、ご自身のブログで上のように書いています。
まず最初の一手(サブタスク)に取りかかるだけで良い。
そのタスクが自分の手から離れたら、タスク自体が完了しなくても別のタスクのサブタスクに取りかかって良い。
そのようにして、少しずつ全てのタスクを進めていきます。将棋の羽生名人が、ズラッと並んだ小学生を相手に1人ずつ自分の手を進めていく百面指しのようなイメージです。
終わらない!と焦るときこそ、終わらせない。
その代わり、タスク管理ツールによる現状把握はしっかりやる。
この大事さを改めて感じた一日でした。