弱みを抑えて、強みを発揮。この二段構えを意識する。
常々思っているんですが、「弱みにとらわれず、強みを伸ばしていこう!」という話に対する違和感がありまして。
この言葉自体は正しいと思いますし、私も共感します。ただ、ここに若干の「弱みに対しては何も対処しない」という考えが含まれるような感じがしています。それだと、弱みによってダメージを受け続けてしまうと思うんですね。
例えば、抜け漏れが多いという弱み特性があったとしたら、それによって仕事でポカをすることも多いです。自分はやらかしたら落ち込みます。強みうんぬん言う前に、弱み由来の精神的ダメージで自分が耐えきれなくなってしまう気がしてなりません。
そう考えて、こんなツイートをしてみました。
何度も言ってしまうのですが「弱みをなおすより強みを伸ばそう」という話は半分合ってて半分は違うと個人的に思います。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年9月24日
弱みがあってそれを見過ごせない人は、弱みにとらわれている限り強みに気付かないことが多く、気付いていても強みを発揮できないことが多い。
いずれにしても、「弱み克服か強み発揮」という二者択一ではなく、「弱みをカバーして強みを発揮できるようにする」という二段構えでいくのが、生きづらい人たちの取りうる確実で安全な処世術ではないかと。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年9月24日
そもそも強みを(まだ)見出していなかったとしても、弱みカバーだけで十分やれます。
なぜか、弱みに対処せずに強みを伸ばすと言われがちなんですね。
そもそも自分の強みに気が付いてそれを伸ばすような余裕のある状態まで持っていくためには、ある程度自分の弱みが気にならないくらいに抑えられていないと難しいのではないかと、個人的に考えています。
なぜ弱みから目をそむけてしまうのか。
もしかしたら、自分の弱みを直視するとプライドが保てず辛くなるからかもしれません。
直視できたとしても、どう対処したら良いか分からないからかもしれません。
「強みを伸ばす」というイメージはとてもポジティブで印象が良いです。対して「弱みに対処する」は少し後ろ向きな感じがします。だからかもしれません。
たしかに、弱みを直視することはあまりポジティブなイメージはなく辛いですし、どんな人にも効く特効薬はありません。
ここからは、私が以前抱えていた悩みを今お持ちの方々限定にはなるのですが、例えばこんな考え方もできるのではないかと。
"初動が早い人は仕事を頼まれた直後に方向性を描き、自分でやれる仕事と他者に依頼する仕事に切り分け、すぐさま行動に移す。"
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年9月24日
これ、先天的な能力だけじゃなくて、習得できるスキルでもあるので、誰でも「初動が早い人」になれるということは声を大にして言いたい。https://t.co/LevsocWaCZ
なお、私が以前抱えていた悩みについては、私が定期的に開催しているイベントの告知ページにある「こんな方々に来ていただきたい」という下記の画像をご参照ください。
ということで、弱みに対処しつつ、(もし見つかったら)強みを発揮していくという二段構えを意識していただければと思います。
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