タスク管理を勧められる人、別のことを勧めた方が良い人。
このツイートを読んで色々と考えたことなど。
【祝】ADHDの診断いただきました!
— Madoka Sawa / 澤 円 (@madoka510) 2019年9月17日
ADHDの診断って、ボクにとっては一つのタグって感じなんですが、これで相当苦労したり辛い思いをした人もいますよね。
— Madoka Sawa / 澤 円 (@madoka510) 2019年9月17日
大丈夫、どうにかなります。
楽しくいきましょう!#ADHD
これに対して、私はこう考えました。
「ADHDの診断いただきました」と祝事のような感じの、かなり優秀で有名な方のツイートを見ました。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年9月17日
そう捉えることは大事だなと。
祝うまでしなくてもいいですが、特徴の1つとごく自然に受け止められる考え方の土壌ができるのはとても良いことだと思います。
ご自身の中で、自分にADHDというタグが付くことは相当嬉しかったんだと思います。
澤さんはVoicyという音声配信アプリでラジオ番組をされています。
直近回は、このようなタイトルでした。
番組の中で澤さんは、
忘れっぽいと言うと、「玄関に忘れないようリストを貼っておくと良い」とか言われるが、もう試していてそれすらできない。そのようなこと(努力)を強いられることなく、忘れっぽいならその傾向そのままでやっていける方法を採る
といった話をされていました。
ただ、他の回では、
メールは使っておらず、Slackのようなものを使い、自分のやることはそこに溜まるようにしている
という話もされているので、澤さんご自身なりに色々と試した結果行き着いた形が今なんだろうなぁと思いました。
同時に、澤さんにタスク管理を勧めても「いや、僕はいいから」とやんわり断られるだろうなぁと。
ここでハッと思ったんですが、仕事をスムーズに進める上で、タスク管理が必要な人と、もう別の手段で代替している人、先に別の問題を解決しなければいけない人がいると気が付きました。
澤さんは、多分使おうとすればタスク管理ツールを使えると思うんですね。ただ、すでにツールが要らない環境を作り上げています。
また、その人の特性によっては、タスク管理では解消できない別の問題を抱えているかもしれません。例えば、考え方に偏りがあって職場の人たちとうまくコミュニケーションが取れないのであれば、おそらくコミュニケーションが自然に取れるトレーニングの方が大事です。
タスク管理支援ツールタスクペディアでは、ミスマッチを起こさないよう、できるだけ対象となる方を広範囲にせず、私(小鳥遊)と同じ傾向のある方といった書きぶりにしています。
本当に届けるべき方々に届ける、そうでない方々には自分は対象ではないと分かってもらえるようにする。
タスク管理の魅力を語りたいあまりに、あたりかまわず「タスク管理っていいんですよ!すごいんですよ!」と発信しすぎないようにしたいと考えて、その上でタスクペディア普及に勤しんでいきたいと思います。
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