就労支援事業所で、タスク管理を文化にする。
先週、こんなツイートをしました。
本日は、障害者就労移行支援事業所EXP立川@exp_ship で「アドリブ不要のコミュニケーション術」講座を行います。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年10月10日
・タスク管理のキホン
・タスクペディア操作方法
・喋り出しの公式とPREP法#タスクペディア 操作を通して、仕事上のコミュニケーション方法を身に付けます。https://t.co/mnhbtaxzlv
毎週金曜日、障害者就労移行支援事業所のEXP立川で講座を受け持っています。障害者就労移行支援事業所とは、障害当事者が仕事に就くためのトレーニングをする場所です。
EXP立川は、精神障害・発達障害当事者の方々が対象です。そこでなぜ私が講座を持っているのか。発達障害当事者のである私がなぜ?
それは、発達障害当事者であり一般就労で継続して仕事をできているからこそ、講座を持てているのだと思います。当事者が仕事の工夫によって一般就労で働けているというノウハウや姿勢などを、利用者の方々にお伝えしています。
その仕事の工夫・ノウハウは、一般に言われるタスク管理そのものです。私の持つ以下の発達障害特性をカバーするやり方です。
その具体的な講座(のうちの1つ)の内容が上にあげたツイートです。
そして、講座をやった感想がこちらです。
今日もよい講座ができました(自画自賛)。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年10月11日
・ふわっとしたタスク出題
・上司役の私に、講座内で紹介した公式を使って必要事項を聞く
・制限時間内に #タスクペディア へ入力
・私に入力内容がオッケーされたらそのタスクは終わり
これができるビジネスマンはそういませんて…。利用者さんすごい。 https://t.co/GouaCNjMKG
入れ替わっているはずなのに、EXP立川利用者さんのタスク管理習熟度は上がり続けている気がします。
— 小鳥遊 (@nasiken) 2019年10月11日
3年近く前はタスク管理という言葉を発音すること自体はばかられる感じ(私調べ)でしたが、今は普通に利用者さんがタスクタスク言ってます。
これが文化というものでしょうか。 https://t.co/OjOR2WrLy8
丸一日かけて講座をしているので身体はヘトヘトになりますが、精神的には大変充足されます。
そして、これは予想外のことだったのですが、私が講座を受け持ち始めた当時の利用者さんからガラリと入れ替わっているはずなのに、毎回最初から教える必要はなく、タスク管理についての知識や経験値が全体的に上がっているのです。
教え始めた最初は「タスク」と言うだけで雰囲気がざわっとしたものですが、今はタスク管理、具体的にはその手法の1つであるGTDの説明を利用者さんに振って、ちゃんと説明できるまでになりました。
別に、新旧の利用者さん同士で引き継ぎがされているわけではないので、これはもうEXP立川独自の文化と言っても過言ではないと思います。
「EXP立川の卒業生、マジ仕事の進め方を知っててヤバい!」と言われるくらいまで、タスク管理という仕事の進め方の基本を教え続けていきたいと思います。
それが、障害者雇用合同面接会での求人があまりにも自分の描いていた未来とかけ離れていて立ち尽くすしかなかった過去の自分への最大のエールになるからです。
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