タスク管理思考が原因で迷うとき
自分でも良いのかどうか分からない考えがあります。
私、仕事に関しては人の感情よりも理屈を通しがちなのです。
例えば、社長肝いりの新規事業にあまり乗り気でない幹部がいたとします。そういった人はやらない理由を見つけて、やらない方向へ、少しでも自分以外へその仕事が振られる方向へ持っていきたがります。
「やらないための理由」は、往々にしてロジックが破綻しています。
- 社長は進めたいと思っている。
- 幹部は否定的である。
- なかなか社長にそれが言い出せない。
「そんなの、幹部が否定的な意見を持っているという事実をとっとと社長に伝えて、社長と幹部で調整してもらえれば良い」
と思うじゃないですか。社内の現状を伝え、経営層で意思の統一をしてもらう。正しい。私は反射的にそう思います。でも、それはある意味、感情より理屈を優先しているとも言えます。
人間関係って本当に面倒なんですよね。見ようによっては、社内の現状を伝えることが「告げ口」となり、その幹部の面目丸つぶれになりかねません。
ただ、それを「馬鹿馬鹿しい」と思う自分もいます。
意思の統一がされず目的が定まらないまま走り出す新規事業(表現がフワッとしていてすみません。お読みいただいているあなたの想像力に頼ります)があったとしたら、私はそれに乗りたいとは思いません。もしかしたら、指示を受けてもあからさまに先送りをするかもしれません。
これは、ある意味タスク管理の弊害かもしれません。馬鹿馬鹿しいと思いながらも、自分を無にして指示されたとおり実行するのもまた正しいからです。
目的とそのための段取りを明らかにして見通しをつける。タスク管理メソッド"GTD"の方法論が染みついた自分にとって、タスク管理をどう活用するのか見直す機会なような気がして興味深いです。
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