リモートワークにもびくともしない、「仕事の手順書」づくりを。
この記事を書いているのは2020年の3月某日。
その中の1つに「働き方」があります。単刀直入に言って、在宅勤務ができるかどうかが試されています。在宅勤務をやって思ったのは「自分で業務管理をしないと大変だ」ということでした。
私は超のつくくらいの怠け者です。面倒くさいと思ったことには徹底的に関心を示しません。しかも、それが無意識に表情や態度に出てしまうのです。だから、相当具体的に仕事の目標を自分に提示してあげないと、まずその仕事に取り掛かりません(具体的に目標を設定しても、なかなか重い腰が上がらないことも)。
在宅勤務にはこの「自己管理の壁」があるのです。周囲に同僚や上司がいないので、サボろうと思えばサボれるのです。
そんな私が、在宅勤務でどうだったか。
おどろくべきことに、ちゃんと仕事をしているんですね。しかも、かなり集中して。むしろ、オフィスで仕事をするときよりも気分が乗り、効率よく終わらせられているような気すらさえします。
その理由は、おそらく次の2つ。
- 目の前の作業が取り掛かりやすく具体的なレベルまで分解されていた
- それらの「終わった」「まだ終わっていない」がはっきりしていた
まずは、取り掛かるのが億劫だと自分に思わせなければ良いのですね。目の前に「100ページある資料を読みこなす」ではなく「まずは第1章の8ページを読む」だったら、取り掛かろうと思えるのではないかと。
そして、第1章を読むという作業が終わったかどうかが明らかになっていれば、その次、またその次と目の前の作業をこなしていける。そんな印象を持ちました。
その前提として、まずは自分が取り組んでいる仕事すべてがそれぞれ「タスク」としてあり、それらがより細かい手順に分けられて手の付けやすい状態になっていることが必要です。
「タスク」化し、手順に分け……という、いわばすべてのタスクについて手順書を作ると、場所にとらわれず自主自律して仕事が進められるということになります。
その手順書のつくり方を、「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」では、STEPを5つに分けて「仕事の基本」として図解しています。
周囲の環境に影響されずに仕事を進めるために、まずはこの手順書を作ってみるととても良いと思います。