タスク管理が続かないと悩んでいる人は、力の入れどころを見直してみる。
この考え方が好きです。
仕事の手順書は、自分を動かすプログラムのようなものです。手順書というプログラムを組んだあとは、自分はそれを淡々と実行するだけ。
タスク管理が続かないと悩んでいる人は、大別して次のように別れます。
そもそもタスク管理をする気がない
これは本当に申し訳ない。タスク管理を広める側のプレゼン不足です。せっかく「やろうかな」と思ってもらったのに、次第にやる気がなくなっていくパターンです。
それでも、いっもきでもタスク管理に興味を持ったなら、きっとタスク管理によって得られるメリットは欲しいんですよね。
精進します……。
プログラムよりも実行段階に力を入れてしまっている
このパターンのひとは比較的多いと思います。そもそも仕事は「準備(計画)」「実行」という要素があります。その2つなら、実行するときが本番だ!と力を入れがちなことと思います。
程度の差はありますが、計画つまりタスク管理ツールに手順書を書き出しているときこそ頭を使うべきではないかと思います。
冒頭で紹介した例に沿ってお話しします。プログラマーはプログラムを書くときに全神経を集中させます。できあがったプログラムを走らせるときは、眺めているのみです。
厳密にいえば、プログラムを走らせているときも神経を集中させているとは思いますが、プログラムを書いているときほど頭や手は動いていないのではないでしょうか。
ということで、手順書を作るときにもっと力を入れ、実行するときはもっと力を抜きませんかということをお伝えしたいです。
なお、「何よりもまずはじめに行動せよ」という考え方、私はアリだと思っています。この場合は、あまり最初から後先のことを考えすぎないようにということだと私は解釈しています。「これやったらどうなっちゃうんだろう?」とか「どうせこの行動をしても……」といった雑念を取っ払おうということです。なので上記とは矛盾しないな、と思っています。
さて、最近毎度の告知で恐縮ですが、10月17日(土)の午後にグループコンサルティングをやります。cakesというウェブメディアで連載をご一緒しているりんださんとの共催です。よろしければ、ご参加ください。
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