ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

会社を退職して、フリーランスになります。

現在所属している会社を年末で退職し、来年からフリーランスで仕事をしていきます。

 

会社が嫌で辞めたわけではありません。自分のやりたいことがあり、それが会社ではできないからです。「あなたが嫌いになったわけじゃなくて、もっと好きな人ができたの」的なやつです。

 

自分のやりたいこととは、発達障害当事者を含む「生きづらさ」を感じている人たちにタスク管理を伝えることです。

 

今、ワクワクと怖さが半分半分です。

 

自分がやりたかったことに全集中できること、どう転がるかわからないことによるワクワク。

 

やりたかったことを仕事にして楽しめなくなるんじゃないか、悪い方に転がっていくんじゃないかという怖さ。

 

私は今年で45歳になります。私たちの年代の常識で言えば、「そんな歳になって、なにやってんの?」です。定年まで会社員として勤めればいい。会社はなんだかんだ守ってくれる。なのに、なぜ無鉄砲なことをするのか。そんな風に、もう1人の自分がブツブツつぶやいてくるのです。

 

確かに、会社は経済的に会社員を守ってくれます。また、社会的な信用も得られます。

 

自分のやりたいことがあるとは言っても、それは副業でやればいいじゃないか。そう考えることもできます。むしろ、そっちの方が安定した生活を送ることができます。

 

よほどの勝算があってフリーランスになるのかというと、そうではありません。今の副業の収入のみでやっていけるとは言えません。フリーランスになる人へのアドバイスとして、「副業の収入が本業のそれを上回ったらフリーランスになる」というのがあります。全く達していません。

 

それでも、会社を辞めてフリーランスとしてやっていきたいという気持ちが勝ちました。

 

今の会社に不満はありませんが、以前から方向性が違うと感じてはいました。良し悪しではありません。自分のやりたいことが会社にいて実現できるかどうかです。私が所属する会社は、お客様に快適な空間を提供するためのアレコレを企画・製造して届けるのを理念としています。その理念をかなりの高い水準で達成したとしても、私のやりたいことにはつながらないのです。

 

私が発達障害当事者であったために、また、そんな私がタスク管理に偶然出会い発達障害特性をカバーできるという経験をしたために、自分の理念というか目標が定まりました。その結果、会社の方向性との違いが明確になってしまったというわけです。

 

また、若干ですが、定時以外の時間で副業をさばくのが難しくなってきたというのもあります。

 

そんな経緯で、「会社員を続けつつ副業でタスク管理関係の仕事をする」から、「タスク管理関係の仕事のフリーランス」へ、働き方を変えることにしました。

 

厳密にいうと、今考えているフリーランスの活動のうちの一つであるライターの仕事については、タスク管理に留まらず広くやっていきたいと考えています。それ以外は、できるだけ自分のやりたい方向性に沿った活動をしていきたいと考えています。

 

具体的な活動内容はというと以下の通りです。

 

  • 障害者就労移行支援事業所でのプログラム講師
  • セミナー開催
  • 書籍執筆、Web記事ライティング
  • タスク管理コンサル

 

これらの活動をベースに、他にもやれることがあれば手を広げていきたいと考えています。

 

今、特につながりたいのは、障害者の就労支援分野ですね。発達障害当事者の方々にタスク管理を習得してもらい、就職して大活躍する手助けをしたいなと考えています。何か仕事をご一緒できるのであれば、是非にと考えています。

 

と言っておきながら、現在(2021年11月中旬)、仕事をセーブしています。諸事情により、家事育児に私のリソースを多く割いております。この状況はずっとは続きませんが、差し当たっては、先々の仕事に関する話などをつらつらとしたり、子供を保育園に預けている平日昼間の数時間程度でできるような仕事があればと考えています。

 

ああ、もっとちゃんとした退職エントリーを書くはずだったのに!まとまりのない文章、お許しください。

 

そして、こんな私に興味をお持ちいただける方。特に仕事でのつながりがあればと思っております。よろしくお願いいたします。

脛に傷を持つべき理由

こんなツイートをしました。

 

自分のタスク管理について、改善しなきゃとかとにかく興味が湧く方は、それなりの理由があると思います。それは、仕事でうまくいっていない(いなかった)経験があることです。

 

そもそも、タスク管理なんてものは、社会に出てから体系的に教わる機会はなかなかありません。そんな中でもタスク管理が身につけられるとしたら、仕事の工夫として断片的に教えてもらったり、自分でなんとか編み出したりではないでしょうか。

 

仮に、仕事に悩むことがなければ、そもそも自分のタスク管理を検討する、なんてことはないのです。私は「タスク管理いいですよー」と言っていますが、タスク管理をやらないで済むならそれに越したことはないと思っています。

 

ただ、仕事で悩まない人はほとんどいないわけで、結果的にタスク管理が役に立つ場面は非常に多くなるということになります。

 

つまり、タスク管理に一家言ある方、もしくはタスク管理を身につけなければと一生懸命な方は、仕事の悩みに直面していることがほとんどである、となります。

 

そんな人は、それなりにやらかしやしくじりをしているわけです。そういった経験をすると、他人のやらかしやしくじりを受け止められるようになります。

 

そんな一面がある人は魅力的でないはずがないというのが、私の見解です。悩みも何もないで今まできた人と、悩みと日々取り組んでいる人、どちらが人間的に深みがあるかというと、後者ではないかと。

 

しかし、そんな人は、悩み多き毎日を送っているわけで、なかなかそこから突き抜けて魅力を発揮するまでには至らないことが多いですね。

 

そこで、タスク管理で仕事の悩みをどうにかしつつ、「抜け漏れ」「先送り」「段取り苦手」といった仕事の悩みの根源を否定せずにありのままでいるというスタイルが良いのではないかと、私は個人的に思うのです。

 

「あの人、仕事はちゃんとするけど、抜けたところもあって愛嬌があるよね」

 

みたいな評価が得られたら、アウトプットもしっかりしつつ自己受容もできて最強じゃないかと。

 

そんなうまくいくとは限らないですが、現時点で私が考える最強のパターンのひとつです。

 

 

タスク管理ツールは肌身離さず

こんなツイートをしました。

 

以前こんなことを言っていました。

 

「会社には仕事をしに行くのではなくてタスク管理ツールを更新しに行っている」

 

今もこの感覚はあまり変わりません。

 

タスク管理ツールに入力する作業について、私はこのくらい優先度を高めないと、なかなかタスク管理は続けられないと感じています。

 

仕事を少しでも進めれば、タスク管理ツールに戻って更新。次にやるべきタスクをタスク管理ツールを眺めて決める。そしてまた仕事を進め、タスク管理ツールに戻る。基本的にはその繰り返しです。そのような仕事の進め方なので、仕事で使っているパソコンでは、タスク管理ツールのタブは開きっぱなしです。

 

とは言え、例外もあります。一気に複数の作業をドドドッと進めることがあります。タスク管理ツールの更新を挟まずに。

 

そんな時は、後追いでも良いので、タスク管理ツールを現状に反映させます。仕事を進めてしまったからタスク管理ツールの更新は省いてしまう、という考え方はしません。

 

というのも、いつ、どのようにタスクを実行したかの記録が求められることがあるからです。例えば、炎上した案件について、その案件に関わるタスクを自分がしていて、「あのタスク、ちゃんとやったか?」などと確認を求められるといった場合です。

 

炎上した、つまりうまくいかなかった仕事について、うまくいかなかった理由を追求して今後の糧にするといったことがあるかと思います。

 

そんな時に、いつどのようにタスクを実行したかがわかるようにしておけば、スピーディかつ確実に改善に貢献できます(あるいは、自分は炎上の原因には関わっていない証明もできたりします)。

 

そもそも、自分の現状が間違いなくタスク管理ツールに反映されていることが、ツールへの信頼を上げ、自分の分身として依存することができ、安心することができます。

 

こういった、タスク管理ツールが自分を助けてくれる経験は、よりツールへの愛着と、タスク管理のスムーズな実行と継続を可能にしてくれます。

 

ということで、私はタスク管理ツールは肌身離さずを旨としています。

苦手な「締切設定」にあえて挑戦すべき理由

こんなツイートをしました。

 

一般に、締切日を入れることから避けたいと思う人は多いと思います。できれば、締切などない、自分のペースでゆっくりと物事を進めたい。そんな感じではないでしょうか。だとしたら、締切はそんなマイペースさをぶった斬る存在になります。

 

とはいえ、「いつまででもいいので、これ頼むよ」と言われる頼みごとにも、「いつか」という見えない締切が存在します(本当に締切がない頼みごとは無いも同然です)。

 

締切は見えない方が厄介です。「いつまででもいい」という言葉を真に受けてずっとやらないでいたところに、「あのー、この間話した件はいつぐらいになりますか?」と確認され、結局は「実は、ある人から急かされていて、明日中とかに終わらせることは可能ですか?」などという展開になったりします。

 

「いつまででもいいんだけど」や「特に締切はないんだけど、早ければ早いほどいい」といった言葉は気をつけたいと私は考えています。私に対して気を遣っての言葉だと思うのですが、結果は関係者みんなの首を絞めることになりかねないのです。

 

そこで、締切を明確にしておくのが大事という話になります。ただ、それだけに終わらせるのはもったいないと感じます。ある仕事タスクの依頼があったら、タスク全体の締切だけ提示されることが多いですね。そこから、自分なりにタスクを細かい手順に分解して、分解された手順それぞれにも締切を設けます。

 

こうすることで、「いつまでにどの手順まで進んでいればいいか」が分かりやすくなります。

 

ラソンでは途中の段階での時間も計測します(ラップタイムといいます)。仕事も予定ラップタイムをあらかじめ設定しておきます。「あ、ちょっとペースが早いからスピードを落とそう」「ラップタイムに追いついていないから早めに進めよう」と、仕事の進捗の調整ができます。

 

あらかじめ決められた時間にゴールすることができる。そんな仕事の進捗の調整が必要に応じてできるスキルが、スケジュール感の有無につながります。スケジュール感は先天的なセンスではなく、仕事のラップタイムを設定しては微調整していくことをどれだけ積み重ねているかによるものだと私は考えます。

 

そのためにも、タスクの締切を明確にしておく、タスクを細かい手順に分解する、各手順にも締切を自分なりに設定し適宜微調整する、という3点は大事だと思います。

 

 

時間が欲しい!

こんなツイートをしました。

 

いやー、ほんとに時間が欲しいです。

 

昨年11月から、個人の方を対象にしたタスク管理習得支援コンサルティングサービス「PitIn(ピットイン)」を始めてます。万全の状態でまたレースに復帰するために立ち寄るのがピットインという場所で、その通りの存在になりたいなと思って名付けました。

 

当初は1時間単発コースのみでやっていましたが、継続したサービス提供もやってみたいと3ヶ月継続コースも新設。人によっては期間を短くしたりと、お客様の要望によって柔軟に対応しながら、現在3名様に継続してご利用いただいております。

 

上記のツイートにも書きましたが、こちらの継続コースが複数名となると、割とパッツパツになりますね。私、タスク管理に関する活動を他にもやっておりますし、さらにPitInの単発コースのお申し込みもいただいていることも合わせると、なかなか時間的に厳しいものがあります。それでも楽しいことは間違いないのですが。

 

やっぱり、いくら定時で上がれていても、1日のうち8時間は会社の業務時間なんですよね。当たり前ですが。

 

残った16時間から睡眠時間やその他の時間を差し引いた残りの時間しか、いわゆる上記の複業活動に充てられないのですよね。歯痒いものです。

 

とはいえ、指をくわえて見ているだけにはしたくないと考えております。さて、この状況をどう打破していくか。

 

もし、継続コースのご利用を検討されている方がいらっしゃいましたら、近いうちにまた募集をかけますので、その時までお待ちいただければと思います。

タスク管理的思考は、タスク管理以外にも役立つ

こんなツイートをしました。

 

会議をしていると、行き先を見失って明後日の方向に議論が進んでいくときがたまにあります。そんなとき、グイッと軌道修正してくれる人を頼もしく思い、また憧れを持っていました。

 

でもですね、タスク管理を実践するようになって、自分がそれをできるようになったんですね。むしろ、会議の目的から外れ始めると脳内がムズムズして、軌道修正したくてたまらなくなります。

 

これは、タスク管理で培った目的を明確化する癖のおかげです。

 

ここでいう「タスク管理」とは、GTDというタスク管理メソッドを指しますが、GTDはまさにタスクの目的を明確にするのを必須としています。仕事タスクが発生するたびに、「このタスクの目的は何なのか」と考えるわけです。一日には数多くのタスクが発生するので、そりゃ鍛えられるというもの。

 

ところで、その「目的」というのは分かりやすいようであまり明解にはなっていない気がします。GTDでは、「望むべき結果」と言い換えています。私はこの表現の方が「目的」という言葉よりも好きです。

 

例えば、経営会議の資料を作って出してと言われたら「経営会議の資料の作成・提出」。取引先Aから契約書の原案をもらったら「Aとの契約締結」。

 

それぞれのタスクの最後の手順を想像して書き出したのが、私なりの「望むべき結果」であり、そのタスクの目的です。

 

会議の例で言えば、「展示会に出展するレイアウトを3案の中から1つに決める」と言った具合です。最初に会議の目的を意識できていれば、話の流れが横道にそれてしまってもすぐに軌道修正が可能ですね。

 

まずはじめに目的を明確にするのを励行していると、自分の仕事タスクの管理だけでなく、会議の進行にもそれが流用できます。タスク管理的思考が大いに役立つ好例かと。

 

しかも、会議が終わった後も「会議やったねぇ」「うん、そうだねぇ」と適当に終わらせず、最終的には各参加メンバーへのタスクを振り分ける意識ができるようになるというおまけ付き!

 

タスク管理的思考は、タスク管理以外にも役立つという話でした。

 

 

 

 

タスクを把握するとはどういうことか

こんなツイートをしました。

 

「仕事を把握しよう」とはよく言われていますが、その具体的な内容までなかなか理解できている人は、そう多くはないんじゃないでしょうか。

 

仕事を把握することには、少なくとも以下が必要だと私は考えています。

 

①自分が抱えているタスク全てが一覧化されている。

 

とにもかくにも、これがなければいけないです。例外的に「やらなくても大して影響はないタスク」「すぐに完結するタスク」はツールに書き出さなくても良いと考えていますが、それ以外はできるだけツールに収めて一覧化しておくことが大事です。

 

やらなければいけないのに、抜け漏れていた。そんなことにならないよう、全てのタスクを一覧化します。

 

②それぞれのタスクについて「次にやるべきこと」がすぐに取りかかれるよう明確になっている。

 

全てのタスクが一覧化されていたとしても、それぞれについてどう手をつければ良いのか分からなければどうしようもありません。

 

各タスク名に「次に取るべき具体的な行動」が併記されていてこそ、仕事は前に進みます。

 

例えば、「社員インタビュー記事メルマガ配信」というタスクが書いてあったとしても、「……で、どうする?」と考えた瞬間に、「ああ、めんどくさい!」という思考が頭の中を駆け巡りがちです。その面倒くさいという思考の影響はタスクの進行を止めるのに十分すぎるほど強力です。

 

その「面倒くさい」を阻止するために、「〇〇さんと相談してインタビュー相手を決める」という次にやるべきことを決めて書きとめておきます。その後の手順として「インタビュー相手にインタビュー承諾のお願いメールを送る」「インタビュー相手から返答を受ける」「インタビュー候補日を送る」といった感じであらかじめやることを手順として書いておけば、面倒くさくてタスクを先送りしてしまうことから逃れることができます。

 

③タスクとやるべきことそれぞれに締切が設定されている。

 

さらにタスクの実行に実効性を持たせるため、さらにはスムーズかつ安全な進捗を実現するため、「タスク」と「やるべきこと」それぞれに締切日(締切時間)を設定します。

 

これがあると、いつまでにやれば良いかがわかるので、より一層タスクリストの信頼性が高くなり、ひいてはタスクを把握している感が高まります。

 

③各タスクの次にやるべきことが自分の作業なのか他人対応待ちなのかが設定されている。

 

さらにダメ押しです。①②だけでも把握している感はありますが、さらにそれぞれのタスクが「自分作業待ち」なのか「相手対応待ち」なのかが分かることによって、「相手対応待ち」のタスクを無視することができるんですね。つまり、注意を払っておかなければいけないタスクの数を減らすことができるんです。

 

①②で必要な情報を集約し、③でその信頼性を上げ、④でさらにグッと情報を絞り込む。そうすることで、タスクの把握がより容易になります。

 

タスクを把握する方法は、私が今回提示したものの他にもやり方があるかと思います。

 

ただ、仕事タスクがとっ散らかって苦労していた私がたどり着いたのがこの方法ですので、参考になる方は少なくないのではないかと思います。よろしければ、ご自身の仕事タスクの把握に取り入れてみてください。