ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

苦手な「締切設定」にあえて挑戦すべき理由

こんなツイートをしました。

 

一般に、締切日を入れることから避けたいと思う人は多いと思います。できれば、締切などない、自分のペースでゆっくりと物事を進めたい。そんな感じではないでしょうか。だとしたら、締切はそんなマイペースさをぶった斬る存在になります。

 

とはいえ、「いつまででもいいので、これ頼むよ」と言われる頼みごとにも、「いつか」という見えない締切が存在します(本当に締切がない頼みごとは無いも同然です)。

 

締切は見えない方が厄介です。「いつまででもいい」という言葉を真に受けてずっとやらないでいたところに、「あのー、この間話した件はいつぐらいになりますか?」と確認され、結局は「実は、ある人から急かされていて、明日中とかに終わらせることは可能ですか?」などという展開になったりします。

 

「いつまででもいいんだけど」や「特に締切はないんだけど、早ければ早いほどいい」といった言葉は気をつけたいと私は考えています。私に対して気を遣っての言葉だと思うのですが、結果は関係者みんなの首を絞めることになりかねないのです。

 

そこで、締切を明確にしておくのが大事という話になります。ただ、それだけに終わらせるのはもったいないと感じます。ある仕事タスクの依頼があったら、タスク全体の締切だけ提示されることが多いですね。そこから、自分なりにタスクを細かい手順に分解して、分解された手順それぞれにも締切を設けます。

 

こうすることで、「いつまでにどの手順まで進んでいればいいか」が分かりやすくなります。

 

ラソンでは途中の段階での時間も計測します(ラップタイムといいます)。仕事も予定ラップタイムをあらかじめ設定しておきます。「あ、ちょっとペースが早いからスピードを落とそう」「ラップタイムに追いついていないから早めに進めよう」と、仕事の進捗の調整ができます。

 

あらかじめ決められた時間にゴールすることができる。そんな仕事の進捗の調整が必要に応じてできるスキルが、スケジュール感の有無につながります。スケジュール感は先天的なセンスではなく、仕事のラップタイムを設定しては微調整していくことをどれだけ積み重ねているかによるものだと私は考えます。

 

そのためにも、タスクの締切を明確にしておく、タスクを細かい手順に分解する、各手順にも締切を自分なりに設定し適宜微調整する、という3点は大事だと思います。