脛に傷を持つべき理由
こんなツイートをしました。
仕事のタスク管理に問題を見出している人は、多かれ少なかれ脛に傷を持ちがちで、だからこそ繊細な一面を持っていることが多い気がします。
— 小鳥遊@発達障害を「仕事のすすめかた」でカバーしてはたらく会社員 (@nasiken) 2021年10月11日
その一面を大事にしながら、仕事がスムーズに進められるようになるといいなと。というか、そういう人が日の目を見る世の中になって欲しい。
自分のタスク管理について、改善しなきゃとかとにかく興味が湧く方は、それなりの理由があると思います。それは、仕事でうまくいっていない(いなかった)経験があることです。
そもそも、タスク管理なんてものは、社会に出てから体系的に教わる機会はなかなかありません。そんな中でもタスク管理が身につけられるとしたら、仕事の工夫として断片的に教えてもらったり、自分でなんとか編み出したりではないでしょうか。
仮に、仕事に悩むことがなければ、そもそも自分のタスク管理を検討する、なんてことはないのです。私は「タスク管理いいですよー」と言っていますが、タスク管理をやらないで済むならそれに越したことはないと思っています。
ただ、仕事で悩まない人はほとんどいないわけで、結果的にタスク管理が役に立つ場面は非常に多くなるということになります。
つまり、タスク管理に一家言ある方、もしくはタスク管理を身につけなければと一生懸命な方は、仕事の悩みに直面していることがほとんどである、となります。
そんな人は、それなりにやらかしやしくじりをしているわけです。そういった経験をすると、他人のやらかしやしくじりを受け止められるようになります。
そんな一面がある人は魅力的でないはずがないというのが、私の見解です。悩みも何もないで今まできた人と、悩みと日々取り組んでいる人、どちらが人間的に深みがあるかというと、後者ではないかと。
しかし、そんな人は、悩み多き毎日を送っているわけで、なかなかそこから突き抜けて魅力を発揮するまでには至らないことが多いですね。
そこで、タスク管理で仕事の悩みをどうにかしつつ、「抜け漏れ」「先送り」「段取り苦手」といった仕事の悩みの根源を否定せずにありのままでいるというスタイルが良いのではないかと、私は個人的に思うのです。
「あの人、仕事はちゃんとするけど、抜けたところもあって愛嬌があるよね」
みたいな評価が得られたら、アウトプットもしっかりしつつ自己受容もできて最強じゃないかと。
そんなうまくいくとは限らないですが、現時点で私が考える最強のパターンのひとつです。