タスク管理的思考は、タスク管理以外にも役立つ
こんなツイートをしました。
タスク管理で「その仕事の目的は?」と常に考える癖がついて良かったです。
— 小鳥遊@発達障害を「仕事のすすめかた」でカバーしてはたらく会社員 (@nasiken) 2021年9月30日
そのメリットの1つは、会議で話が迷走し始めた時に軌道修正をリードできること。
錯綜した情報を俯瞰して、グッと元の道に話を戻せるようになると、会議に関わる自分も後々仕事が進めやすくなって良いです。
しかも、会議が終わる時に各参加者へタスクを振り分けないとモヤモヤが残るようになるので、会議をキッチリ締められるようになって、これも良いです。
— 小鳥遊@発達障害を「仕事のすすめかた」でカバーしてはたらく会社員 (@nasiken) 2021年9月30日
会議をしていると、行き先を見失って明後日の方向に議論が進んでいくときがたまにあります。そんなとき、グイッと軌道修正してくれる人を頼もしく思い、また憧れを持っていました。
でもですね、タスク管理を実践するようになって、自分がそれをできるようになったんですね。むしろ、会議の目的から外れ始めると脳内がムズムズして、軌道修正したくてたまらなくなります。
これは、タスク管理で培った目的を明確化する癖のおかげです。
ここでいう「タスク管理」とは、GTDというタスク管理メソッドを指しますが、GTDはまさにタスクの目的を明確にするのを必須としています。仕事タスクが発生するたびに、「このタスクの目的は何なのか」と考えるわけです。一日には数多くのタスクが発生するので、そりゃ鍛えられるというもの。
ところで、その「目的」というのは分かりやすいようであまり明解にはなっていない気がします。GTDでは、「望むべき結果」と言い換えています。私はこの表現の方が「目的」という言葉よりも好きです。
例えば、経営会議の資料を作って出してと言われたら「経営会議の資料の作成・提出」。取引先Aから契約書の原案をもらったら「Aとの契約締結」。
それぞれのタスクの最後の手順を想像して書き出したのが、私なりの「望むべき結果」であり、そのタスクの目的です。
会議の例で言えば、「展示会に出展するレイアウトを3案の中から1つに決める」と言った具合です。最初に会議の目的を意識できていれば、話の流れが横道にそれてしまってもすぐに軌道修正が可能ですね。
まずはじめに目的を明確にするのを励行していると、自分の仕事タスクの管理だけでなく、会議の進行にもそれが流用できます。タスク管理的思考が大いに役立つ好例かと。
しかも、会議が終わった後も「会議やったねぇ」「うん、そうだねぇ」と適当に終わらせず、最終的には各参加メンバーへのタスクを振り分ける意識ができるようになるというおまけ付き!
タスク管理的思考は、タスク管理以外にも役立つという話でした。