気遣いの作り方
こんなツイートをしました。
気遣いには色々ありますが、
— 小鳥遊@発達障害を「仕事のすすめかた」でカバーしてはたらく会社員 (@nasiken) 2021年9月14日
仕事全体の締切から逆算して、その人が十分に作業時間が取れるよう自分の締め切りを設定する
というのも、立派な1つだと思います。
「あの人が仕上げるまで2日かかるだろうから、今日中にあの人に渡してあげよう」といった具合に。
当たり前だと思うかもしれませんが、改めて考えると、「あの人」のことを思って自分の予定を調整するという点で、気遣いにあたると思うんですね。
「後工程はお客様」という言葉があります。これは、たとえ社内や身内であっても、自分のした仕事を受け取ってその続きをする人がいたら、その人はお客様だと思いましょうということです。皆がそうすることで、仕事がスムーズに流れるわけですね。後工程はお客様だと考える根底には、他人への気遣いがあると思います。
逆に、後工程はお客様と考えない、つまり気遣いがないのはどんなときか考えてみます。
パッと思いつくのは、締切ギリギリになっていきなり仕事を渡してきて、「これ、なる早で」と言ってきたりする輩(やから)ですね(笑)
その仕事全体のスケジュールが劇的にタイトならしょうがないですが、自分のところで暖めまくったあげく「なる早で」と言ってくるのは、もうちょっと気遣いがあって然るべきだと個人的には思います。
では、気遣いができない人にならないためには、どうしたら良いか。
その仕事にどんな人たちが関わっていて、その人たちがどんな順番で行動していくのかを把握した上で、自分の行動に費やせる時間を考える
これが具体的な対策だと思います。
自分のところに仕事が回ってきた時点で、これから先、誰がどんな風に仕事に関わっていくかをイメージする癖をつけるといいかもしれません。
自分の事情だけで仕事を進めていると、もしかしたら「もっと早く進めて欲しかった」と言われたり、逆に「そこまで早くしなくてもいいよ」と言われたりすることがあるかもしれません。
「気遣いや配慮を持って仕事をしよう」という言葉は、まるで標語のように語られがちです。より具体的な行動に落とし込むと、例えばこんな感じになるのではないでしょうか。
経験から言って、後工程を意識して自分の仕事の締切を考えることは、後工程を担当するあの人のためになるだけでなく、自分も落ち着いて仕事ができる結果もついてくるような気がします。