「しんどい」の肯定から始まる仕事術
どうしても仕事にモチベーションが湧かないときってありますよね。「ない!仕事は楽しいッ!」という人は、どうかこの記事をそっと閉じてください(笑)
そんなときにやってはいけないのが、モチベーションが湧かない自分を否定することです。やる気がないなら出そう!みたいな考え方ですね。
ただ、身も蓋もないことを言ってしまうと、それでもやらなきゃ仕事は進まないんですよね。「今日やる気がないんで仕事やりません」と宣言して実行するのは、相当なことでない限りやれません。
ところが、タスク管理によって「相当なこと」を作り出すことができるとしたら。
「今日仕事やりません」を実行できるキーワードは「タスクの狭間」です。タスクの狭間とは、抱えている仕事全てが誰かの対応待ちになっている状態を指します。さしあたって自分が動かなくてもいいのであれば、いくら自分が関わる仕事がたくさんあっても、実質その時作業しなくても問題ないですよね。
「そんなことってあるの?」とお思いの方もいるかもしれません。あります。そして、場合によってはタスクの狭間を意図的に作り出すことだって可能です。
タスクの狭間を意図的に作り出すには、下準備が必要です。
まずは、自分が抱えるタスクを全て書き出すこと。
そして、各タスクが自分の作業待ちか、相手対応中かが分かるようにしておくこと。
この2つです。
この下準備をしておくと、例えば、全てのタスクが相手対応中だと分かっていれば、安心して何もせずただ待てるわけです。
もちろん、待っている間に新規タスクが発生することもあるでしょうから、完全にモードオフすることは現実的でないかもしれません。ただ、そうだとしても、かなり自分への業務負荷は減らせます。とりあえず誰かにパスできるところまで自分の作業をやり終える分だけ頑張れば良いのです。
さらに、誰か他の人に確認を求めたり、一部を任せたりすることで、より自分作業待ちのタスクを減らすことも可能です。
サボることを推奨するつもりはありませんし、他人への丸投げをお勧めする気はありませんが、やりようによって時間的な余裕を作れるのは、知っていても良いと考えています。
もし「今日はしんどいなぁ」と思ったら、そう思う自分に鞭打つのではなく、「うんうん、そうだよね」と肯定してあげて、そんな自分でもできるレベルまで仕事の負荷を軽減してあげる。ひとまずそんな感じでやり過ごす一日を送ってみても、バチは当たらないかと思います。