ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

根性論ではない「まず一歩」

「とにかく一歩踏み出すことだ!」

などという台詞は、私の耳には心地よく響きません。

できないことを強制するようなイメージがあるからです。

頭ごなしに否定されているようで、反発は生まれこそすれ、「そうだな!頑張ります!」とは思えません。

GTDの「次に取るべき行動」は、これとは全く違います。出来る範囲の最初の一歩という意味です。

例えば、営業顧客の新規開拓をするというミッションを与えられたときは、

根性論の「とにかく一歩踏み出すことだ!」からは、そんな怒鳴り声を背に「はい!」と、会社を出たはいいものの、さて、とりあえず何をすれば良いのか迷う、、、といった印象があります。

GTDでは、「新規営業顧客を獲得するにはどうすれば良いか。まずは休眠顧客の掘り起こしから始めようか。であれば、営業事務に休眠顧客のリストを出してもらって、そこに電話をかけてアポを取ろう!」と考え、「営業事務に、休眠顧客リストを作ってもらえるようお願いする」という行動を決めることになります。

いずれも直接結果に結びつくものではないものの、後者の方が結果を出す方向へ向かっていっている確信がありますね。

ところが、ぱっと見では、元気よく会社を飛び出していく人の方が、アピール度が高い(笑)

クールでクレバーな人が不当に低い評価を受けていたりするのは、こういった無駄なエネルギーを使わないことで、頑張ってますアピールが無いからだったりします。

全くもって下らない話ですが、程度の差はあれ、このような類の話はよくあるんじゃないかと。