自作ツールへのこだわり
世の中には沢山のタスク管理ツールがあります。有料のものやら無料のものやら。
私は、そもそも「タスク管理をしよう!」としてタスク管理を始めたわけじゃないのです。
自分に足りていないものを補足してくれるものが欲しいとエクセルをいじっていたら、タスク管理ツールが出来上がってしまった、、、と言うとわざとらしいのですが、事実そうなんです。
自作して良かったと思います。
まずは、操作に慣れる必要がないこと。
そりゃそうですよね。自分が作ったのですから。
次に、カスタマイズが簡単なこと。
もちろん、エクセルの仕様には引っ張られますが、既存のタスク管理ツールはすでに完成しているので、カスタマイズが難しいことが多いようですね。
軽いものでは、エクセルのスキルが上がったこと。
私見ですが、必要に迫られないとエクセルのスキルは上がらないんじゃないかと思います。エクセル本を買ったことはありますが、読んで、その通り実践して、それでも忘れるばかりでした。
そして、タスク管理ツールを自作してよかった一番のことは、タスク管理自体が楽しくなったことです。
どんな仕事も、タスク管理という、いわばOSの上に乗ったアプリのようなものです。つまり、OSを動かしていること自体が楽しいのであれば、どんなアプリ(=仕事)を走らせていても楽しい、ということになります。
この点、ゲーミフィケーションにも似てますね。どんな仕事もゲームだと捉えて楽しむ、という精神と共通するものがあります。
既存ツールを使っても同じく体験できますが、自分で作ったツールを眺めながら全仕事を俯瞰して、たくさんのタスクが良い具合にそれぞれ進捗しているのを確認する時の自己満足の快感は、自作だと格段に上なのではないかと思います。
あまりこれを強調すると変態チックになりますので多少アカデミックな話をして中和を試みます。
タスク管理をすることで仕事のスピード、正確さ、創造性は上がり、上司などから褒められることが多くなると思います。
それはそれで嬉しいものですが、始終褒めてくれる訳ではないので、やはり自分で自分を高く評価できる状態は、とても得難いものではないでしょうか。
タスク管理をすることでこの境涯に達することはできますが、私の経験として、タスク管理ツールも自前でやっていくと、さらに喜びもひとしおです。
私が既存のタスク管理アプリ等を使わなずに自作ツールにこだわるのは、こういったことがあるからです。
ということで、今日も自作タスク管理表をいじってハァハァするために、会社へ行ってきます(最後はやっぱり変態チックになってしまった……)。