ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

臨界点を見極める難しさ

当然のことながら、タスク管理と、自分の体調の管理は別物です。

 

自分の体調がこのようになったら休め!というアラートが上がる仕組みを作る必要は、大いにあります。これは、タスク管理をしているから避けられるというものではありません。

 

ただ、なまじGTDをちゃんと回せてウハウハしていると、体調の変化に気付けず、調子が悪くなることがあります。

 

GTDは、自分の抱えている仕事の量と質を明らかにして、その対処法を自ら見出す手助けをしてくれたり、それらによって自分の不安を払拭してくれたりしますが、忘れてしまいがちなのは、その仕事を実行するのは自分、そして実行には時間がかかるということです。

 

GTDは時間管理という側面をほぼ持っていません。目の前にあるタスクを全部実行したら何分、何時間かかるか見積もることは想定していません。

 

分単位でのタスク処理時間の計測が必要であれば、タスクシュート式の時間管理をお勧めします。私もつい最近まで誤解していましたが、タスクシュートはタスク管理の方法論としてGTDと同列に並べるようなもの、GTDかタスクシュートか選択を迫られるものではなく、並行して行えるものです。

 

タスクシュートは、それぞれのタスクに何分かかるかを記録することで、自分の傾向を知り、自分に最も合ったタスク実行の方法(いつ、どのタスクを実行するか)を発見するところにその特性があるのだと思います。

 

そういった、時間管理を想定していない場合、つまりGTDのみやっている私などその典型ですが、そういった場合は、仕事をやり過ぎないよう、自分の臨界点を把握できる仕組みを作っておく必要があります。

 

また、いくら時間管理をしてもそもそも仕事量が多すぎる場合には、これはもうタスク管理で効率化♪フフーン♪とか言っている場合ではなく、自分が臨界点かどうか?とか考えている場合でもなく、一刻も早く寝ましょうというときもありますね。

 

気を付けなきゃいけないなと感じているのは、毎日少しずつ睡眠が少なくて、でもなんとかなっている場合。かなり強敵です。それでも、自分の身体からは何らかのアラートが上がっているはずなので、その臨界点を見逃さない仕組みを作らねばいかんのです。

 

ついつい頑張ってしまう真面目な人にとっては、タスク管理より体調管理の方が難しかったりします。