ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

怠け者も出かけるときは必ずドアを開ける

「リマインダー」の重要性
相当の(あるいは異常な)能力を持っていなければ、ある1つのことをずっと覚えておくことは無理ですね。しかも、それを忘れることで大きく人生が変わるような大きなものでなければ、長期間記憶にとどめておくことは大変難しいです。そこで、忘れそうになったら注意喚起をしてくれる存在「リマインダー」が必要になるのです。

 

外出するときに絶対に忘れない「リマインダー」
例えば会社へ行くときに絶対に忘れたくない物がある場合、リマインダーはどのように設定すべきか。タスク管理メソッド”GTD"の考案者デビッド・アレンは、「自分はすぐに他の物事に気を取られる『怠け者』だから『ドア』に置く」と言っています。

 

正直にいうと私は怠け者である。目の前に何かキラキラとした、面白そうなものが入って来ると、つい気を取られてしまう(あなたはどうだろう?)。

(中略)

そこで私は「やるべきことはドアの前におく」ことを実践することにした。

(中略)

あなたにとってそれらを置いておくべき「ドア」はどこだろうか。この答えは人によって違うだろう。私は、それがなるべく自動的に起こるようにするにはどうすればいいか、ずっと工夫してきている。

(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」)

 

 

自分にとっての「ドア」

確かに、外出時にドアの前に置いてあれば、必ず目に入りますね。確実なリマインダーです。しかし、「やるべきこと」は物の形をしているとは限りませんね。そうすると、紙に書き付けておくとかしなければいけません。一方で、かならず通る駅の改札に自分のリマインダーを貼っておくなんてことは、当たり前ですができないですね。

 

私の場合、内勤の事務職ですので、必ずパソコンを開きます。そして、基本的には常にパソコンの画面に向かって仕事をしています。私にとっての「ドア」はパソコンの画面ということです。であれば、パソコンのデスクトップにリマインダーを常駐させておけば、リマインダーとしての機能を十二分に果たしてくれるということになります。

 

それが自分のスマートフォンであればそのスマホ、手帳をよく開くのであれば手帳、といった具合に、自分にとっての「ドア」が何なのかを知るのは、タスク管理をする上でとても大事なことだと考えています。

 

なぜ大事なのかと言うと、タスクを預けるシステム(ツール)の媒体を何にするのか判断する決め手となるからです。私はエクセルがタスク管理ツールですが、人によってはスマホのアプリ、また別の人は手帳と決めることができます。

 

「自分は怠け者なんかじゃない!」とシャッターを閉めるのではなく、自分が怠け者だとして「ドア」はどこだろう?と考えてみるのも、自分をよく知るいい機会であり、自分が続けられるタスク管理のヒントにつながるのではないかと。