ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

刃こぼれした斧を持つ木こりと旅人の話

木こりの話

こんな内容の漫画(おそらくジョジョのリスペクト)がありました。

 

旅人が木こりを見ている。

木こりは一生懸命斧を振るうのだが、なかなか木が切れない。

 

旅人(あんな刃こぼれした状態で木は切れないだろう……)

 

旅人「おい、斧の刃を研いだらどうか?そんな斧じゃ切れるのも切れないだろう」

 

木こり「知った口聞くな!こっちは木を切るのに忙しくてそんな時間なんざ無いんだよォーっ!」

 

この漫画はツイッターで拡散されていました。ジョジョ風のリアルな絵とのギャップもあって笑ってしまいました。

 

タスク管理に抵抗する人

セミナーで私のリストや手法を見せると、こう言って抵抗する人がいる。「いやあ、そんなに考えたり見直したりしなきゃいけないんだったら、ぼくの場合、生産性は上がらないなあ。時間の無駄だよ!」。

(デビッド・アレン「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」より)

 

抵抗する人が木こりで、デビッド・アレンが旅人です。

 

こういう反応は分からなくはない。今までにこういう人たちが試したシステムはたいてい、望ましい結果や次に取るべき行動に関して不完全だったり不明確だったりするものだったからだ。こういう不完全なシステムを使っている人は、決して本当の自由を経験することができない。

(引用同上)

 

デビッド・アレン、自信満々です。そこまで言えるかどうかは別として、タスク管理に抵抗感を持っている人は、木こりのような状態に陥っていることが多いのではないかと思います。

 

刃を研ごうとしない

そのような人はそもそも刃を研ごうとしないのです。旅人の視点で見れば、研げば木はもっと速く木を切れることに気がつきます。しかし、視点を変えることをしない。視点を変えてみてはと勧められても固辞する。

 

誰だって木こりになる可能性はある

タスク管理を始めて習得すると、タスク管理をしていない人に対して歯がゆく思うことはよくあることです。さらに、タスク管理していても、自分のやり方に刃こぼれがないかと気を配るのも大事です。木こりにならないように気をつけたいもんです。