ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

適当力。安心して物事を進めるのに必要な力。

このラジオを聴きました。

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ひらめきラジオとは

ひらめきラジオは、音楽家でブロガー、タスク管理ツールTaskChute Cloudを開発したプログラマーでもあるjmatsuzakiさんとF太さんが毎週月曜日の朝5時から生配信している、ながら聞き専用ラジオ番組です。

↓TaskChute Cloudについてはコチラ

taskchute.cloud

この回はF太さんがお休みとのことで、急きょ柬理(かんり)さんが代打で出演されました。jさんとは小学校以来の旧知の仲であり、一緒に起業して、一緒にドイツ移住までしている方です。

 

「適当にやることです」

ドイツ移住の話。ちょっと重い物事を進めるきっかけは何かという問いかけに「適当にやることです」と柬理さんが答えていました。動画で27分頃から始まり、28分15秒に言っています。

 

いつも陽気な柬理さんならではの話で笑いに包んではいましたが、これは大事だなと。物事を進めるといえばタスク管理ですが、タスク管理にも適当力が必要だったなと改めて思い返しました。

 

タスク管理での適当力とは

タスク管理のどこで適当力を発揮するのか。まず考えたのが、タスク分解をする場面です。

 

やるべきタスクを把握してその目的を明確にした後に、細かい手順に落とし込むタスク分解という作業を行います。

 

このタスク分解は、作業とは言いつつとても創造的な行為だと感じます。あらかじめマニュアルが用意されていなければ、目的達成までの手順を創り出す必要があるからです。

 

そう考えると気張ってしまうので、タスク分解ができなくなることが多いです。完璧にしたいので、逆になかなか手順が決められずに重い腰が余計に重くなっていきます。

 

そんなときが適当力の出番です。ちょっとぐらい寄り道しようが、そのときに考えついた手順でとりあえず設定してしまう。少しばかりあさっての方向に行ってしまいそうであればそのときに変えればいいや、くらいの軽い気持ちで手順を決めます。適当力です。

 

分解をとにかくやってみる。途中抜けても。

とりあえずの精神を活用すると、かなり楽になります。富士山に行くために、全ての道順をあらかじめ決めておくのではなく、「とりあえず近くの国道●号線に出て静岡に向かおう」でいい。途中どこで高速に乗るか、それとも下道で行くかなども最初から決めない。極端な話、次の一手と最後の一手だけで良いと私は考えています。

 

適当力をつけるには?

タスク管理で適当力を発揮するにはどうしたら良いか。一言でいうと「欄を埋めたくなる習性を利用」です。

 

白紙を目の前に出されても、自由なだけに何をどこまで書いたら良いかが分かりづらい。そこに、書き込む欄という鋳型を置き、どこに情報を流し込めば良いかが分かりやすい状態にしておく。目の前に空白の欄があると、自然と埋めたくなる願望が我々にはあるそうなので、とりあえず何かで埋めたくなる。

 

そして埋まると満足する。それを元に実行する。安心して自信がつく。とりあえず書き込んでみるくらいの適当でいいんだ!と分かる。適当力が上がる。

 

そんな風にして適当力を上げて、安心して物事をより早く進めるようにできるのではないかと考えています。そして、そのために必要な「鋳型」は手帳デジタルツールです。ツールがあると、適当力をより発揮できると感じています。

 

最後に

この回のひらめきラジオは、柬理さんの明るさ・(いい意味での)適当さと、旧友jさんとのやりとりの微笑ましさが際立った回でした。できれば、別の曜日でお二人のラジオも聴けたらなと思いました。