ForGetting Things Done

「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

社内説明会終わり。やはりGTDの壁はあった。

社内QCサークルで企画した「GTD実践プロジェクト」の説明会を終えました。

このプロジェクトは、文字通り社内でGTDやタスク管理を知らない人達にGTDを紹介し、手取り足取り教えて業務改善しよう!という取り組みです。

私の所属しているQCサークル内に、タスク管理の大先輩がいるお陰で、サークル内で相談しつつ進めることができました。

1人で進めようとしていたら、それこそ独りよがりな説明会になっていました。
独りよがりポイントはズバリ、自作ツールへのこだわりでした。

タスク管理ツールを自作したということで、このツールを評価して欲しいとの気持ちを捨てきれず、いきなり私が作ったツールを使用して、GTD初心者に始めさせようとしていました。

他人が作ったエクセルなんて、基本的に分かりづらいものに決まってます(笑)
さらに、関数をたくさん使って作り込んでいる場合はなおさらです。

私の自作ツールがまさにそうでして、タスク管理の大先輩に「まずは紙と鉛筆でやってもらうのが良いんじゃないですか?」と言っていただきハッとしました。

さらにもう1つ独りよがりポイント。それは、GTDは必ず仕事をやる上で良い効果があるのになぜもっとみんな食いつかない!?という思い込み。

実際、良い効果はあると思うんですね。
今日の参加者のうちの1人が、業務を忘れないように付箋使っていて、いつの間にかその付箋が貼った場所から落ちてしまい、その仕事を忘れる、という状態ですから。

ただ、だからと言って「これはすごく良いからやるべきだ!」という考えは、よろしくないと思いました。

始める方からすれば、得体の知れないタスクカンリとかいう何かを説明されて押し付けられて、聞いたらいつもやっている仕事にプラスしてその仕事についての情報を書き留めろというわけです。
単に仕事が増えるとしか思えないですよね。

さらには、シューシューだかショリだかミナオシだかの、GTDのフローとやらを覚えて、それに沿って何かをしなくちゃいけない。

こりゃ面倒臭いですね。

自分の意思で始めようとしても、嫌になって挫折するところなので、教える方はそこは慎重に扱わないといけないですよね。

難しいですが、この壁を乗り越えるべく、ちょっと引いて、忍耐強く教えていきたいと思います。