タスク管理を教える難しさ
仕事でも生活でも、私たちはみな、失敗するのではないかとか、うまくできないのではないかと思っていると、無意識に新しいものや良いものを遠ざけてしまう
(「ストレスフリーの仕事術 仕事と人生をコントロールする52の法則」)
これ、声を大にして言いたいです。
タスク管理を今しておらず、これからしようかな、どうしようかな、と思っている人たちを教えようとしている人たちに。
結局、新しいことを始める時には、多かれ少なかれ、何がしかの壁や不安、抵抗感をおぼえるものですよね。
だから四の五の言わずやりなさい!とは言えないのですけどね。
そんなこと、自分が言われる立場になったら嫌です。
むしろ、タスク管理にはじめて触れる人たちは、皆このようなものだと考えておかねばならないという、教える側への教訓と捉えた方が良いと思っています。
だから、なるべくハードルは低く、誰でも理解でき、実行できるやり方を説明し、ステップアップしていくに従って、徐々に高いレベルの要素を付け加えていく。
私は趣味で楽器をやっていますが、楽器初心者への対応そのまんまだということに今頃になって気が付きました。
遅い!遅すぎる!(笑)
楽器をやりたいと始めた人は、やりたくないという理由で遠ざかることは少ないと思います。
大体は、ただ何となく疎遠になってしまって、、、ということが多いかと。
これは、教わる側の姿勢も大事かもしれませんが、教える側も胡座をかいていてはいけないと思います。
山本五十六の格言を思い出しました。
やってみせ、
言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず。
おっしゃる通りです。
ただ単にGTDの沿革やフローを説明して、ハイ実際にやってみて!ではなく、「例えばこんな風に」と、まずは自分の例を引き合いに出してから、実際にタスクの収集・整理・処理をしてもらって、やってくれることに感謝して褒めつつ進めようかと考えています。
いやはや、難しいもんですね。