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「水のように澄みきった心」で頭空っぽに。

GTDのツールは本当に何でも良いのか?

GTDの開祖デビッド・アレン氏は、まずはじめに用意するツールとして紙によるものを例に挙げています。

果たして、紙で管理しきれるのだろうかと私は疑問があります。

GTD信者にとっては教典とも言うべき「ストレスフリーの整理術 はじめてのGTD」では、処理の基本ツールとして、ファイリング術を勧めています。

確かに、その方法が身に付けば良いのですが、紙の書類を整理するとなると、私にとっては過去の忌まわしい失敗が次々に思い出され、抵抗感があります。

紙のファイルや、それらが入った引き出しやトレーが上手く整理できなかったからGTDという手法をPCで実行するようになったという経緯からすると、また紙に戻るなんて信じられないことです。

それはあくまで個人的な話なので、紙を使ったGTDに合ったファイリング術があるのかもしれません。

ただ、1つ気になるのが、全タスクの把握、俯瞰がし辛いのではないかということ。

例えばエクセルであれば、1つのシートに、他のシートのタスクの名称だけ引っ張ってまとめることが自動的に出来ます。

紙でそれをしようとすると、かなりの手間が必要になるのではないでしょうか。

さらに、それぞれのタスクの位置付け(相手行動待ち、自分がすぐに取り組むべき、いつかやりたいこと、などのステータスの変更や、タスクが完了した時など)が頻繁に変わる場合は、その都度、その変更のためだけに費やす時間が、紙よりもエクセルの方がはるかに短縮できると思います。

自分の使っているツールへのこだわりから抜けきれないのかもしれませんが、

①全てのタスクの状況を俯瞰できるシート
②①のシートにリンクする、タスク詳細のシート

という構成は、私が考え得る最も分かりやすいものだと思っています。